デジタルピヴォ! プラス

ひとつひとつ勝っていき関東参入を目指すー村上拓也(2018/8/1)

 

昨シーズンは全日本フットサル選手権の決勝ラウンドまで行く快挙をみせた東京都1部所属のフウガドールすみだバッファローズ(以下、バッファローズ)。
名前のとおり、いわずと知れたフウガドールすみだのサテライトチームである。
選手権決勝ラウンドへ進む快挙を果たしたバッファローズだが、リーグ戦ではここぞというときに足踏みをしてしまい、優勝を逃してしまうという意外な側面も持っていた。
昨シーズン終わって、中心選手がごっそり昇格・移籍・引退で抜けてしまった。
このチームにとっては、中心選手が抜けるというのは毎年のことではあるが、中心選手だけにチームとしては痛手だ。
シーズン初めは大幅な戦力ダウンで、毎シーズン同様に開幕戦に弱いバッファローズだけに、今シーズンは特に不安でいっぱいだった。
過去3年に渡って、開幕戦未勝利なのだ。

過去3年のバッファローズの戦績
・東京都フットサル2部リーグ2015  2015/5/30
●1-2 十条FC
・東京都フットサル1部リーグ2016  2016/4/23
△1-1 SANPACHIO FUTSAL CLUB
・東京都フットサル1部リーグ2017  2017/4/8
△2-2 NEO

しかし、予想とは裏腹に、#37 平井雅大が開幕戦で4得点と躍動感を爆発させた。
バッファローズは開幕戦のじゅ縛を7-2で払拭したはずだったが、次節、#37 平井が得点するものの、美少年倶楽部との対戦は1-1の引き分けに終わる。
#37 平井は第3節の蹴球狂の詩でも2得点を獲って3-2の勝利に貢献した。
昨シーズンは中心選手に隠れ目立たなかった#37 平井は、2年目の今シーズン間違いなくチームの中心となっている。

第5節の不動前戦、この日は平井とともに成長株の選手がまた1人、才能の片りんを見せる。
#32 村上拓也、彼も2年目の選手で、トップチームの#20 清水誠也、#11 清水和也と同じFOOTBOZE出身の選手。
誠也、和也、拓也の元FOOTBOZE”也”三人衆。
この日の試合でハットトリックを獲って、一躍ヒーローとなった村上選手にインタビューを行った。

まとめ◆デジタルピヴォ! なか

 

 

村上 初めてですね、インタビューは。

Pivo! えっ? 初めて・・・意外。
今日はお疲れ様でした。

村上 あ、お疲れ様です。

Pivo! 今日は5-0で勝利しましたけど、これもひとえに村上選手がハットトリックを獲ったということがあると思うのですが。

村上 そんな・・・そんなことないです。

Pivo! 前半で1点、後半で2点ですよね。
後半は特に運動量が多かったと思うんですけど。

村上 後半1人ケガで人が足らなくなってしまって、元から人数少なかったんですけど、2セットいない状態になってしまったので、そこは相手も疲れていると思うんですけど、若いチームなので走り負けてはいけないという気持ちでやっていました。

Pivo! 昨シーズン活躍した選手たちは沢山抜けてしまって、今シーズンは戦力ダウンかと思ったんだけども、若手の選手が非常に頑張ってなんとか勝っているなという感じで、ここにきて先日の春木選手がトップに昇格して抜けてしまったのは大きいですね。
そういった中で村上選手はチームでどういう役割を担っていますか?

村上 昨シーズンいた選手もいなくなってしまって、ピヴォでガッツリ前を張る選手というのが今シーズンいないので、昨シーズンよりも流動的なフットサルというか、後ろから追い越していくような動きが必要とされている中で、春木くんのようにひっかきまわすというか、自分も同じようなタイプだと思うので、ボールを持っていないときの動きでうまく相手のことを乱していけたらと思っています。

(残り 4535文字/全文: 6045文字)

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