デジタルピヴォ! プラス

[F2第4節]柏はピヴォ当てがうまい、そこについていけないと点獲られちゃう、さすがだなって思いました。(ヴィンセドール白山・深江晃好キャプテン)(2018/8/20)

石川県白山市から千葉県柏市に初見参!し会見に臨んだ杉木監督(左)と深江キャプテン。

 

Fリーグ2018/2019 ディビジョン2  第4節
トルエーラ柏 5-5 ヴィンセドール白山 
2018年8月18日(土) 柏市中央体育館 観客数:220人
[得点経過]
1-0 01分52秒 トルエーラ柏 4 倉持翔太 
2-0 13分56秒 トルエーラ柏 28 川瀬大地
2-1 16分22秒 ヴィンセドール白山 24 小林悠 
2-2 16分42秒 ヴィンセドール白山 14 川瀬翔一 
2-3 20分11秒 ヴィンセドール白山 19 山口和人
3-3 23分09秒 トルエーラ柏 9 田中惇史
4-3 33分03秒 トルエーラ柏 10 宗像郷
5-3 34分31秒 トルエーラ柏 10 宗像郷
5-4 35分55秒 ヴィンセドール白山 5 小松竜一
5-5 39分15秒 ヴィンセドール白山 4 廣岡慎也

 

試合終了45秒前に同点弾!

「最低限勝ち点1取れれば」(杉木監督)と相手へのリスペクトを持って乗り込んだアウェー戦。立ち上がりに2点を先行されながらも動じることなくセットプレーで同点。後半も一時期2点差をつけられるもののパワープレーから2点を奪取。特に5-5とする同点弾はタイムアップ45秒前に決めるという粘り強さを発揮し、狙いどおり最低限の結果をつかんだ。3連勝して首位に食らいつきたいトルエーラ柏の勢いを相手のホームで“一時停止”させた一戦だった。
http://www.fleague.jp/score2/teamrank.html

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
杉木陽介ヴィンセドール白山監督
相手のストロングポイントにやられた

「アウェー戦で、お互い勝敗的には同じってことだったので、しっかり、最低限勝ち点1、もしくは、勝ち点3取れればベストという形で臨みました。最初、立ち上がりで相手のストロングポイントをしっかり抑えきれずに失点してしまったので、そこら辺が、自分たちがまだ弱い部分かなと思いましたけど。ま、前半、1点獲られても、2点獲られても、セットプレーでしっかり返すことができたんで。そういうところではチーム自体が成長してるんじゃないかなと思います。ま、まずはしっかり勝ち点1を取れたってことがよかったと思います」

 

深江晃好ヴィンセドール白山キャプテン
パワープレーは練習した形が出せた

「監督もいいましたけど、最初のプレーで、僕たちの1stセットで失点してしまったので。2点目も僕らで相手のセットプレーだったんですけど、ちょっともったいなかったなっていうのがありました。まあ、でも、前半で2点取り返して、同点で後半に入れたっていうのは僕らも負けない気持ちで臨めたので。で、まあ、(後半)先に3点目が獲れたので、勢いに乗れたかなっていうのはありました。その後相手にまた2点、差がつけられてしまいましたけど、パワープレーでしっかり。練習してたので、その形がしっかり出て点獲れたのでよかったなぁと思います」

 

(質疑応答)
高い意識を持って自分たちの強化を図っている

Pivo! 監督にお会いするのはオーシャンカップの名古屋オーシャンズサテライト戦以来だが、あのとき監督は北信越ではなかなか強度の高い試合経験を積むことができないと話していた。その後、F2がスタートして厳しい試合も経験するようになったか。

杉木 そうですね、ひとりひとりパワーのある選手がいる関東圏のチームと対戦すると、デウソン神戸さんもそうですけど、個人戦術だったり、フィジカルベースが高い選手が多いので、それこそこの前やったワイエス(Y.S.C.C.横浜)戦なんかは、あのくらい高い強度で毎回あの環境でできてれば、っていううらやましさはあります。まあ、選手たちにはそれをずっといい聞かせてきたんで、そういう意識を持ってフィジカル面というところも、トレーナーを含めて、プランニングを立てて、自分たちも強化を図ってるんで。今回は3セット回しっていうところで体力的に劣ることもなく、自分たちは人数で強度の高いゲームをしていこうという形で今やってます。ただ、まあ、後半押し込まれているところ、相手の5番の碓井くんを中心にピヴォを置いて3:1になったときに、自分たちはハーフマンツーで守備をしたんですけど、ああいうところが、押し込まれてしまうっていうところがまだ弾き返せないっていうか、足りない部分だと思うんで。そういうところをまた…。フィジカル面も大事ですけど、戦術的な部分も強度を上げるっていうところをテーマにまた取り組んでいきたいなと思います。

Pivo! 3セット回しは暑さ対策という意味合いもあったか。

杉木 そうですね。今日、実際には気温下がったんで、そこは少しよかったかなと思いますが、その中でも暑さ対策っていう部分もありますし、今の選手たちもそのセットでこの試合に向けて、3週間空いてたんで、しっかり準備をしてきましたし、選手を信じて3セットで回しました。ま、あと、9番の渡邊がケガで今回来れなかったんで。本当に試合の直前にやっちゃったんで、そういうのもあったんで、今日は全員で戦おうっていうのがテーマでした。

Pivo! 5番を中心とする柏のストロングポイントで立ち上がり点を獲られたということだが、白山としては、どんなゲームプランで臨んだのか。

杉木 まだ3試合しか見てないですけど、2セットで回すっていうのが相手のスコアを見てるとそういうイメージがあったんで。2セットで回すのかなーと思ってたんですけど、まあ、3セットで向こうも入ってたんで。こっちも3セット回しで、お互い1stセット同士がうまくかみ合った中で、ゲームを運んでいったのかなと思います。ただ、まあ、お互いセットプレーだったりとか、ひとつのミスだったりとか、そういうところでゲームが動いていったんで。最終局面のパワープレーに関しては、相手のシステムももちろんそうですけど、自分たちのやることをはっきりさせて取り組んで、結果が出てよかったと思います。

Pivo! 2点先行されたあと、試合の流れがガラッと変わったと感じたが、その辺は監督から具体的な対応策が示されたのか。

杉木 自分たち、セカンドボールを拾われたりとか、そのこぼれだったり、キーパーの部分だったりもあったので、ゲーム的には何かをやられてるっていう感じではなかったと思うんですね。なんで、そこの4対4の局面に関して特に動かすことはせずに、点差を縮めるための手段としてパワープレーを使ったっていうゲームだったと思います、今日は。

Pivo! キャプテン、今日は同じ勝ち点の相手との対戦だったが、柏と戦ってみてこのチームの印象はどうだったか。

深江 そうですね、僕らは基本的にはクアトロで、やっていくのがずっとVEEX時代からベースとしてあって。そういう中でこういう、特にFリーグとか関東とか関西とかで、ピヴォ当てをしてくるチームがほとんどだと思うんですけど、(柏は)そこに当てるのがうまいなっていう。そこについていけないと点獲られちゃうっていう。ま、その、一個僕たちのミスが起こると、やっぱり点につなげてくるっていうところは、さすがだなっていうのを思いました。

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