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無料記事:相手の嫌がることをやり切れ。デウソン神戸の策【F2第7節】(2018/9/30)

Fリーグ2018/2019ディビジョン2 第7節
Y.S.C.C.横浜 2-0 デウソン神戸
2018年9月29日(土) 横浜市平沼記念体育館 観客数:224人

[得点経過]
1-0 14分35秒 Y.S.C.C.横浜 15 廣戸大志
2-0 15分07秒 Y.S.C.C.横浜 2 高橋健

▼デウソン神戸の策

指揮官は力の差はあるとは言うものの、不敵な笑みを浮かべながら真意をはぐらかす。Y.S.C.C.横浜が不調である、そう思わせたデウソン神戸の策がそこにはあった。

若い神戸はしたたかに、F2を混沌に陥れようとしていた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 佐藤

▼狙い通り、ではあった

鈴村拓也 デウソン神戸・監督

0-2という結果ですけど、最初からわかってはいたところではありましたが、力の差はあったなというのが全体の印象です。

その中でも、こういうことをやっていこうと決めた中で選手たちが取り組んでくれました。相手と比べたら数は少ないですけど、チャンスはパワープレーも含めてやり切ってくれていくつかの決定機がありましたし、最後の方にふんばって1-2にできれば、ラスト同点に追いつければというところを目指していったんですけど、そこをシャットアウトされてしまったのは間違いなく相手の戦術、技術、フィジカルを含めて上だったということなので、いい勉強ができたと思います。

彼らと少しでもぶつかりあって戦えるいい試合が、ファイトできるような試合ができるように、1月にこちらのホームで対戦することになるので、それまでにはそういう状態に近づければなというのが、印象と感想と目標ですね。

――2失点ではありますが、対横浜の対策を練って今日来られたという印象が強くあります。どういったことを考えられて試合に臨まれたのでしょうか?

鈴村 シンプルなことなんですが、チームの今の現状、成績、状態、能力を踏まえた上でこういったことをやっていこうというのは、約束事や戦術は伝えました、それを必ずやり切ってくれと。そこからいろんなアクションを起こしたり、リアクションを起こしたりそういう違うことが出てくるので、必ず最後までやり切ってくれと言うことは言いました。

具体的には、ディフェンスではピヴォに強い相手がいますし、個の能力がある選手がいますので、押し込まれるのはあるんですけど、カウンターに向けてというところのディフェンスの徹底から入りました。攻撃に関しては、藤川朋樹がいますのでそこと、スピードがある選手が決めるということでした。

2失点の連続失点を食らったのが残念ですけど、そこを1点失点か2点失点以内であればというのは最初から伝えていて、そこを割り切って後半はやってくれました。後半に相手がちょっとずつ緩みだしたかなというところで狙い通りではあったんですけれども、こちらもその間にすり減っていますので、最後のところでズレはあったんですけれども、ピヴォ当てと裏を狙うのはしっかりと、相手が嫌がるだろうと思うことをやり続けようというのは徹底しました。

▼若い神戸でベテランが求められているもの

森脩 デウソン神戸・キャプテン

監督の言う通り、レベルの差というのではないんですけど、ゴールの前まで持っていく力というのはまだまだ差があるなと思いました。ただ、こちらもチャンスはゼロではないですし、そこを決めきる能力というのが今の順位に出ているのかなと思います。それは僕自身がしないといけない、それが僕とか藤川とかベテランが求められているものだと思うので。そこができないともっと若手たちが伸び伸びできないと思いますし、そうなった時に言い結果が出ると思うので、また1から、次の横浜戦ではいい結果が出るようにやっていきたいと思います。

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