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[東京都女子2部]リガーレ無敗で前期を終え、残り3勝し1位で終われるように(リガーレ東京レディース・秋山拓監督)(2018/11/3)

東京都の女子2部リーグに今季上がったばかりのリガーレ東京レディースが、前期リーグを無敗で終えた。
前期の最終節の相手は共にオープンリーグから上がってきたFUSIONだった。
FUSIONとの対決ではこれまで勝利はなかった。
今回初めてFUSIONに勝利し、2位とは5ポイントの差で、頭ひとつ抜け出した状態で後期を迎えた。
後期の上位リーグでの戦いに向けて、秋山監督にインタビューを行った。

 

リガーレ東京レディース 監督・秋山拓。

 

Pivo! 前期無敗で終えましたが、今のお気持ちはどうですか?

秋山 ひとつは、ホッとしているのが一番大きいですね。勝ち点稼ぐことができて、たぶん2つしか勝ち点落としてないので、引き分け1個だけなので。なので勝ち点落とさずにここまで来れて、(後期は)上位リーグ、1位通過が決まったので、すごく余裕をもって準備ができるのと、余裕をもって試合に挑めるっていうのは、残りの3試合に向けて非常に大きいなと思っているんで、それができたのは、すごくホッとしていますね。

Pivo! リガーレ自体はまだ2年目で、形としてまだ固まっていないのかなと思うのですが、その中でのさい配というのはどう振るってきましたか?

秋山 結(#14 キャプテン)のインタビューでもあったように、チームの雰囲気をすごく大事にしているので、競技という側面と、それから全員がチームにかかわる。何かしらでかかわるという、2つのすごく相反する部分というか、バランスをとっていかないといけないのが今、去年とか、今年とか、そういう部分。その中で、全員の成長も促していかなければいけない、でも試合でも結果を出さなければいけないっていうような状態なので、そこのバランスをどこでとるかっていうのを1番気をつけながらやっていますね。で、今日みたいな堅い試合で、対戦相手のレベルもすごく高くて、ギリギリの本当にどっちに転ぶかわからない試合のときに、今日は多分7人しか出していないので、それをどれだけ出られる人数を増やしていくかっていうのが、今、練習の中での課題でもありますし、試合のさい配のうえでの課題でもありますし、それが一番難しい部分かなという感じですね。

 

冷静にじっと試合のすう勢を見極める。

 

Pivo! 今、話が出たんですけど、前半1点先制して、そのあとなかなか決まらなくて、最終的には3点獲って勝ったんですけど、もっと早い段階で点が欲しかった。安心できる時間が欲しいというか。

秋山 そうですね、もちろんどんなチームでもそうだと思いますし、まぁ、でも、前半で獲り過ぎるというのも、うちのトップチームがこの間カフリンガさん相手に7点獲ったあとに4失点したりとか、やっぱりそういう試合もあったりするので、得点を獲ったから安心するってわけではなくて、メンタル的に少し自分たちが優位になる、相手よりもメンタル的に上回るために得点というのは早めに欲しいというのは常に思っていますので、そのためのトレーニングもしていますし、そのための試合のプランも考えて挑んではいますので。

Pivo! 最後の指示というのは、守りを固めて。

秋山 本当はもう少し前からプレスをかける時間を増やしたかったんですけど、ファールの数がかさんでしまって、前から行くと第2PK取られる可能性もちょっとあったので、1人イエローをもらってしまったし、それも考えて落ち着いてディフェンスしたかったっていうのがあったんで、少し下がらせて、それでディフェンスという指示を出しました。

Pivo! 今日試合見ていて、非常にゴレイラが活躍する場面が多かった。

 

もともとゴレイラだったのではと疑うほど天性のセンスを持つ、#1 佐藤沙彩。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! なか

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