［東京都女子２部］フィールドから転向、天性のGK（リガーレ東京レディース・佐藤沙彩）（2018/12/2）

2018年12月02日 9時47分　
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リガーレ東京レディース（以下、リガーレ）の悩みどころは、正ゴレイラがいないところ。
今季途中より、異質なプレーヤーが加入。
共にエントランスリーグで戦ってきたFUSIONより、#１佐藤紗彩が加入してきた。
登録の都合で、登場は第４節からだった。
彼女は競技でのゴレイラ経験はゼロで、元々はフィールドプレーヤー。
なのに、そんな彼女が突如ゴレイラに？

Pivo!　もともとフィールドプレーヤーだったということですが、ゴレイラをやってみてどうでしたか?

佐藤　単純に楽しいですね。ずっとフィールドやっていたんですけども、フットサルをやり始めたときも、ゴレイラもやってみたいなって思いは持ったまま、ずっとフィールドをやっていたので、リガーレ入るときに正ゴレイラがいないというのは知っていたので、そこでキャプテンの#14 結が知り合いだったというのもあって、声をかけさせてもらって練習に参加してという形で入ることになって。そこからみんなとずっと練習してきて、楽しく練習もできているし、実際自分がキーパーで後ろからやっていても、みんなが頼もしいですし、チームとして楽しいなと思いながらやっています。

Pivo!　今、話にも出たゴレイラになったきっかけは、リガーレに入って、リガーレにゴレイラがいないからやろうと思ったのか、それとも前からやってみたいということで始めたのか。

佐藤　前からやってみたかったという方が強いですね。ずっと・・・５年くらい前なんですけど、初めてフットサル始めたときにゴレイラもやりたいってことは伝えてはいたんですけど。ただ、そのチームにはゴレイラがいたので、なかなか機会がもらえなくって、それでずっとフィールドやっていた形だったんで、そっちの気持ちのほうが強かった。

Pivo!　たまには遊びでやったことはあるんですか?

佐藤　ゴレイラをですか? そうですね、ワンデイとか、あとはエンジョイの個サルとか、そういうところではやっていたりしましたけど、主にフィールドが多かったです。

Pivo!　今日って、江戸川と一緒なのかな? 縦が異様に短いコート。

佐藤　あー、そうですね。狭いコートで、縦が31の横が18しか取れない狭いコートですね。

Pivo!　狭いなかなので、いつ、どこからボールが飛んでくるかわからないですね。いつにも増して集中力を欠けない。

佐藤　はい、切らせられないです。

Pivo!　縦が短いのと長いのでは、集中力もそうだし、取り組み方は全然違いますか?

佐藤　全然違いますね。やっぱりハーフを越えたらもうシュート圏内っていうのが、この府中（第２体育室）のコートだと思っているんで、やっぱり縦長だったら始めたときに越えても、もう少し時間がかかるというか、そういう感じなんで、常に集中力は切らさないですけども、本当に集中していないと、それこそいつ飛んでくるかわからないというのはあるので、シュートも近いのでなかなか緊迫した形にはなりますけども、フィールドも体を張ってディフェンスしてくれるので、そこはみんなで守ったのかなと思います。

Pivo!　思っていたよりボールは飛んできませんでしたね。

佐藤　やっぱりそこはフィールドがすごい頑張って、体を張ってスライとか、体で当たってって形でクリアしてくれているので、そこはフィールドのみんなに感謝したいです。

Pivo!　それと、本当に天性のゴレイラなのかなって。

佐藤　そんなことないです（笑）。

Pivo!　反応がすごくいいんですよね。

佐藤　ありがとうございます。そういっていただけるのは本当にうれしいことですし、みんなからも結構それいっていただくことがあって、本当に初心者なの? みたいなことはリガーレのみんなもそうですし、自分のことをフィールド時代から知っている友人とかもすごいねっていってくれるんで、すごいそこはありがたい言葉ですね。

Pivo!　１失点はしちゃったんですけど、バーの下に飛んできたボールをしっかり止めていましたね。あれ下手したら両手をすり抜けたりってよくあるパターンですよね。バーに当たって落ちるとか・・・よく止めましたね。

佐藤　正直アレ見えなかったです。

Pivo!　えっ、見えなかった?

佐藤　全然見えなかったです（笑）。

Pivo!　手を出したら取れちゃったみたいな（笑）?

佐藤　はい、結構見えないところから飛んでくるっていうのは、狭いコートだと本当によく起こる現象だと思っていて。どうしてもこうガチャガチャってなってしまうと自分からボールの行方は見えなかったりとかしてしまうので、そこはすごい大変なんですけど。

Pivo!　そこはある程度想定して手を出して弾くという形ですかね。

佐藤　はい、そうですね。

Pivo!　２巡目というか後期なので、リガーレとしては町田とは１回やっているんですけど、今回佐藤選手としては初めての対戦ですよね。

佐藤　そうですね、町田さんとやるのは、選手権も含めれば今回で３回目になるんですけど、開幕のときと、選手権のときは、自分が所属登録で間に合っていなかったし、出れずにベンチにも入れない状況で、すごく悔しい思いをしていたっていうのもあって、ここでやっと町田さんとやることができて、しっかりチームとしても初めて勝ったし、自分としても勝ったのはすごいうれしいです。

Pivo!　前期は４節からの登場だったと思うんですけど、そこから初めてゴレイラを競技でやってきて、いろいろ反省点とかあったと思うんですけど、どう修正して、どういかしてこれましたか?

佐藤　４節から入らせてもらってて、そのころもやっぱり３、４か月練習したとはいえ、まだまだ全然なところはあるんで、それでキャッチひとつとか、ポジショニングとか、そこらへんはまだまだな部分が多いので、普段の練習からそこを修正しつつ、試合でしっかりしたポジショニングキャッチとかをできるようにこれから頑張っていきたいと思います。

Pivo!　この前、秋山監督にインタビューしたときは、都選に出しても恥ずかしくないようなことをいってました。

佐藤　そうですね、あのー、それFUSIONさんとやったときに直接監督にも相談をしてて、（東京都選抜に）行こうか迷っていますって話しはさせてもらってて、結局そのあとセレクションに行かせてもらって、一次選考という形なんですけど通過しまして。で今、練習会って形なんですけど、選抜の練習に参加させてもらってて、そこでやっぱりレベルの高い方と一緒に練習できるんで、そこでもらえるものをしっかりもらって、チームに還元できればなと思います。

Pivo!　そこまでこのポジションでやったことないし、勉強になりますよね。特にほかのチームのゴレイラの人とは。
あと残り１試合ですよね、１試合勝てば優勝。

佐藤　はい、そうですね。

Pivo!　１試合残して優勝。優勝が決まるんですけども、残り２試合について、意気込みっていうのを教えてください。

佐藤　確かに次勝てば優勝っていうのは事実ではあるんですけども、やっぱり、そこで慢心することは絶対になくて、ひとつ、ひとつ、試合に勝つって気持ちをわたしとしても、チームとしても、絶対忘れずに１戦、１戦を大事にしていきたいと思っているんで。優勝っていうのは確かに見えるから気にしてしまう部分はあるんですけど、そこだけを見ず、目の前のところを意識して、チームとしてやっていけたらなと思っています。

Pivo!　１部に上がりたいですもんね。

佐藤　上がりたいです（笑）。それがやっぱり、リガーレとしての目標でもあるので、そこはチーム一丸となって、目標に向かって取り組んでいければと思います。

Pivo!　せっかくなので、ストレートに上がってもらえると、無敗のまま上がってもらえるといいですね。

佐藤　上がりたいですね。まだ前期リーグも引き分けが１試合で、あと全部勝てている状況ですごいいい調子でチームとしても来られているんで、このまま流れに乗って、あと２試合頑張っていきたいと思います。

現在のところ、彼女の失点は３点しかしていない。
次の試合の古巣であるFUSION戦を守りきれば、残り１試合を残して２部で優勝となる。
リガーレの優勝条件は、引き分け以上で優勝。
今年最後の試合、年を越さずして優勝して笑顔で終わりたい。
優勝のため、佐藤紗彩、彼女の活躍は絶対条件。
リガーレのチーム力、全員で勝ちに行く。
ひとりひとりの強い思いが優勝につながる。

SuperSports XEBIO 東京都女子フットサル２部リーグ2018 第12節
○ ３ｰ１ ASV PESCADOLA MACHIDA Bailarinas
2018年11月３日（土） 17:00 府中市総合体育館第二体育室
［得点経過］
１-０ 14分リガーレ #19 黒川晃
２-０ 19分リガーレ #２木村瑠衣
３-０ 20分リガーレ #15 一井千佳
３-１ 28分バイラリーナス #2 前田佳代子