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無料記事:ここから這い上がる。ヴィンセドール白山が1,084人に約束したこと【F2第13節】(2018/12/17)

2018年12月16日、松任
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2018/2019ディビジョン2 第13節
ヴィンセドール白山 2-7 ボアルース長野
2018年12月16日(日)松任総合運動公園体育館 観客数:1,084人

[得点経過]
0-1 02分05秒 ボアルース長野 18 田口剛志
0-2 14分53秒 ボアルース長野 23 原山英之
0-3 27分08秒 ボアルース長野 18  田口剛志
0-4 32分55秒 ボアルース長野 7 柴田章仁
0-5 34分25秒 ボアルース長野 10 伊藤広樹
1-5 35分32秒 ヴィンセドール白山 11 林高和
1-6 36分19秒 ボアルース長野 18 田口剛志
1-7 36分35秒 ボアルース長野 10 伊藤広樹
2-7 39分32秒 ヴィンセドール白山 9 渡邊一城

▼支えてくれる感謝と責任

情けない姿を見せてしまった。ホーム最終戦後のピッチ上、渡邊一城の選手を代表してサポーターに向かって最初に出た言葉は謝罪だった。それは1,084人がこの松任総合運動公園体育館に集まってくれたから。皆が支えてくれることへの感謝と共に、人々の想いを背負う責任がそう言わせた。

2018年、戦った末に感じたことは、這い上がっていくこと。残り30秒、豪快にネットに突き刺したシュートのように、ヴィンセドール白山は突き進んでいく。

▼プレーに価値を持たせること

杉木陽介 ヴィンセドール白山・監督

本日は1,000人を超える観客の中でホーム最終戦を迎えられたことをうれしく思います。ただ残念ながら結果が出なかったので、そこに関しては今のボアルースという優勝を争うチームと、自分たちの順位の差がはっきり出た試合だと思います。

――F2一年目はどんなシーズンでしたか? 

杉木 去年、地域リーグとFチャレンジリーグを戦う状況で、Fチャレンジリーグは順位関係なく地域のチームが高いレベルで競技力を上げたり運営力を上げるための準備という期間で、北信越リーグを同時に戦うことで地域のレベルと全国のレベルの差を非常に大きく感じたシーズンでした。

そこから、今まで積み重ねてきたフィロソフィーやアイデンティティみたいなものをしっかり持ちつつ戦ってきていますし、それを体現できるような選手がもっともっと出てくれればいいなと思います。

まだシーズンは残っていますので、最後もしっかりと質を高めてできればいいかなと思います。F2はレベルの高いリーグだなと改めて痛感しています。

――今シーズン、ヴィンセドールのスタイルを貫いてきたと思いますが、この一年を通してどういった成長が見られたのかをお願いします。

杉木 3セットでしっかり回したいというのもありましたし、タレント性を生かした攻撃をクアトロ・ゼロというシステムの中に織り込んでいきたいという思いはあったので、最初のベースから最終的には選手たちが各々が各セットで話し合って、得意なバリエーションだったり自分の得意な形を作っていけたのは、クアトロ・ゼロというシステムの中の肉付けがF2で戦ったことで身に付いた、経験できたことはすごい大きかったと思います。

最終節も上位争いをしているボルクバレット北九州と試合をしますけど、自分たちがどれぐらいできるのかは僕自身も楽しみです。今の選手たちを信頼していますし、新しく入った選手の力も戦術に浸透していけばその選手の色も出ると思います。

今シーズンは自分たちのクアトロ・ゼロシステムにタレント性を盛り込んだプラスαが少し出せたんじゃないかなと思います。

――また、この一年で変わったことはどんなことでしょうか?

杉木 ふたつあって、ひとつはフットサルIQじゃないですけど、選手たちがピッチの中で考えるスピードだったり判断する力が着いたことです。この長野戦でもそうですけど、ピッチの中で選手たちが早く判断しないといけないということで自分たちで話す、コミュニケーションを取ってピッチに入っていったりピッチの中でしゃべったり、自分たちで練習の中で改善策を見つけれるような自分で考えれる力が、まだまだ足りないですけど練習から試合を見てて増えたんじゃないかなと思います。

もうひとつ、サポートしてくれるスポンサーだったり観てくれるお客さんが急激に倍以上に増えているので、そういう人たちに自分のプレーをどういう風に価値を持たせてまた来たいと思ってもらえるように、自分たちのブランド力じゃないですけど高めていけるのかなと。各々やっている選手もいますし、まだ足りない選手もいますけど、個人を磨く力もサポーターやお客さんが増えてきたところで大きく変わったところだと思います。

▼ここから這い上がっていく

渡邊一城 ヴィンセドール白山・キャプテン

監督と同じですけど、先週彼らはY.S.C.C.横浜と首位攻防というガチガチの試合をしていたので、個人的にはそのテンションで入ってくるかなと思っていましたが、見事にその部分で力負けしてしまったという感じですね。ゲームの感想としてはそれしかありません。

さっき、お客さんのみんなの前で言いましたけど、ここから這い上がっていくしか僕たちはないのでポジティブに、これから這い上がっていきたいと思っています。

――今日1,000人を超えるサポーターが来ました。彼らへのメッセージを。

渡邊 前回のホームでのトルエーラ柏戦で855人も来ていただいて、コンスタントに5600人は来ていただいていますけど、今日はアップの段階で多いなと正直思いました。

ハーフタイムの段階で0-2だったので、お客さんは僕らが勝つのを楽しみに待っているということで円陣する前にももう一回みんなで頑張ろうと伝えたんですけど、正直情けない姿を見せてしまったなと思います。ただ負けるというよりも完全に力負けをしてしまったので。

このお客さんを来シーズンもっと増やせるように、ここから這い上がっていかないといけないのでまた来週から、休んでいる暇はないので来年に向けて。

来季の編成はまだわからないですけど、チームとしてのDNAだったり、来シーズンもその次もずっと続けていけるように、上に上げていけるように、お客さんを喜ばせられるように頑張っていきたいなと、改めて思いました。

ーーサポーターの声援は力になりますか?

渡邊 すごく力なります。苦しい時とか一歩が出たりとか、そういう力をもらえますね。

――今シーズンは波乱万丈だったということをお話しされていましたが、どういったところでしょうか。

渡邊 このチームの歴史からFリーグに加入できたことが大きな喜びがありました。初めはホームゲームで連勝していい流れ、と思いきや上位チームには負けてしまったり力の差を見せつけれてしまったりしました。

僕らとしては脱・地域リーグというか、いきなり何かがすごく変わることはないですけども、みんなで意識を高く持って練習から取り組んで、練習量も増えましたし背負うものだったりたくさん出てきて戦っていかないといけないと思った中で連敗をしてしまったこともあります。

と思いきや、前節の柏に勝ってひとつ成長できたかなと思ったら今日みたいに落としてしまったり。勝つ時もあれば負ける時もありますけど、負けてしまった時の負け方が大敗が多かったりもしましたし、まだまだ足りていないと思うので、そういう意味で波乱万丈というか激動の一年でした。

――一年を通して何が一番変わりましたか。

渡邊 僕もF12チーム経験してはいますがまだ足りないという部分がありますけど、今年チームがFリーグに入って練習量も増えていろんな人が応援してくれてスポンサーさんも増えて、みんなの意識がちょっとずつだけど変わってきた、それが一番の収穫、変わった部分だと思います。

 

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