デジタルピヴォ! プラス

14人中9人が退団、そこから必死に選手を集め、どうにか11人で開幕を迎えることができました!(FUTURO ♯11 上村信之介)[東京都1部]

2019年4月6日 駒沢体育館

(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

FUTURO、2019年バージョン。下が20歳、上が46歳と年齢の幅は広がったがやるフットサルは格段におもしくなった。

 

低いシュートを消しに来るゴレイロをかわして浮き球のゴールを決める♯8荻原。今季も上村信の片腕としてFUTUROを支える。

 

上村周のフォローに走る♯21井口友博。彼がチーム2点目を決めた。

 

♯19日向がショートカウンターから仕掛ける。彼は今季唯一のセレクション入団選手だ。

 

ゴレイロにシュートコースを消された日向はここから冷静に中へと折り返す。

 

このボールを追走した♯2青木がダイレクトでたたき込む。

 

1点差に迫るゴールを決めた青木は上村信の高校サッカー部の一個下の後輩だ。この後、荻原、日向と歓喜の輪をつくる。

 

同点ゴールを狙って撃ったシュートがゴールラインを割る。レフェリーにコーナーキックを急かされた上村信は「年寄りはそんなに速く動けないよ、ねぇ、山下さん?」と近くで撮影中の僕にささやく。この余裕、このしゃれっ気。たまらない!

 

FUTUROのシンボルともいうべきピヴォ当てを♯14兄・周一郎と演じる上村信。左足からの強烈なシュートだったがディフェンスにブロックされる。

 

SuperSports XEBIO 東京都フットサル1部リーグ2019 第1節
NEO 5-3 FUTURO
2019年4月6日(土) 駒沢体育館
[得点経過]
1-0 1分 NEO 5 元林正輝
2-0 6分 NEO 10 田口雄大 
3-0 7分 NEO 22 小貫竜一
4-0 25分 NEO 11 小坂雅和 
4-1 27分 FUTURO 8 荻原佳孝
4-2 28分 FUTURO オウンゴール
4-3 32分 FUTURO 2 青木雄介
5-3 36分 NEO 5 元林正輝

 

気持ちをひとつに全員がよく走る!

4点差になったときには正直、もう駄目かと思った。ところがFUTUROはここから荻原の技ありゴールを契機に3連続得点で1点差とし強敵NEOを脅かす。そしてもうワンプッシュ! というところで全体練習不足故のディフェンスのほころびから2点差とされ、昨年9月の第9節以来の勝利で開幕戦を飾ることはできなかった。だがしかし、今季のFUTUROは気持ちをひとつに全員がよく走り、決定機を演出する。敗戦にも、苦労の末に開幕を迎えた上村信の表情は明るく、こういった。「これまで以上に楽しみます!」。

今のチームのベストに近いものは出せた

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