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創設3年目で1部、上位リーグ進出が目標(LIGARE TOKYO LADIES・秋山拓監督)[東京都女子1部]

2019年4月7日  武蔵村山総合体育館

(PHOTO、TEXT・なか)

 

昨シーズンより、お邪魔させていただいた、当時東京都女子2部リーグだったリガーレ東京レディース。
みごと無敗優勝で、文句なしの東京都女子1部リーグに昇格を果たした。
フットサル経験の浅い選手、元なでしこの選手を束ね、わずか2年で1部まで登り詰めた。
カテゴリーが変わって、試合時間も、会場も変わる。
気持ちを改めて、選手も監督も開幕戦に臨む。
今シーズンはチームをどう導くのか。
開幕戦直後の監督に伺ってみた。

 

 

Pivo! 都1女子、初めての試合での勝利、おめでとうございます。

秋山 ありがとうございます。

Pivo! 都1女子、開幕の手応えはどんな感じでしたか?

秋山 まぁ、ちょっと特殊というか、やっぱり、十条さんの人数が5人しかいなくて、十条さんとしては、非常に厳しい試合になったのかなって思うので、万全じゃなかったのかなと思います。なので、この1試合で都1の手応えっていうのは少し難しいかなと思っていて、逆にいえば十条さんとしては厳しい試合でしたけど、うちとしてはラッキーで、非常にいい形で都1に入れた。勝つことができたっていうのは、大きな手応えだったと思っています。

Pivo! 人数は5人ですもんね、ギリギリ試合ができる人数で。

秋山 まぁ、エースの松本選手も移籍をされて、非常に苦しいんだろうなとは、思っていたんですけど、人数的な面も。今日だけなのか、今後もなのか、ちょっとわかんないですけど。うちとしては、逆に非常に助かった。助かったというか、うちの選手としては入りやすい試合だったのかなとは思います。

Pivo! 5人でやっていても、なかなかスタミナが落ちてこない。

秋山 そうですね、若い選手が多くて、ハーフで守っていましたし、うちが決めきれなかったっていうのもあるんで、難しい試合になったなっていう。開幕戦で足も重いと思いますし、そういう部分では難しくなる要素はいっぱいそろっちゃったのかなと思いますし、心理的には負けるわけない、5人の相手に負けるわけないって思っていたかもしれないですし、僕のほうでは。なので、そういう部分も含めて、難しい試合ではあったかなと思います。

Pivo! 攻めあぐねていた部分というのは、どういうところだったんですか?

秋山 今日、本当は別のゲームプランを用意していたんですけど、まぁ、相手の人数とか、技量とかの様子をみて、それをちょっと変えまして。なので、少し選手のほうで整理する時間が、少しかかったかなというふうに思っています。まずそれが少し攻めあぐねた原因かなっていうのと、ハーフに守る相手に対しての準備をそれほどたくさんやっているわけではないので、それが少し響いた可能性はあります。で、あとは崩し切れたシーンというのは結構あったので、そういう場面でのシュートの精度とか、ラストパスの精度が、やっぱり技術的に高くない。個人の技量の部分が、まだ1部のレベルに上がり切っていないのかなっていうふうに思います。2部では通っていたラストパスが、1部の選手は最後のところでスライディングしてくるとか、しっかりコースを切れているとか、そういうレベルが、上がったところにもっと対応して判断を早くする、精度を上げるっていうのをここからやっていかないと、次の、次節以降の試合では、まぁ、ゴールが奪えないのかなと思うので。

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