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無料:Hola japones! Un saludo! 高橋健也スペインリーグ頂点への挑戦!⑦

1年間ともに過ごした仲間。サンタコロマの町の人のことを「サンタコ」と呼びます。

 

今は故郷の新潟県柏崎市で子供たちと混じってプレーしたり。

 

指導したり。

 

僕が小学生のときに教わっていたコーチに掛け合って指導させてもらったりしています!

 

僕のOBのチームの低学年の子たち!

 

僕が感じたスペインと日本の強烈な差。
それは、勝負にこだわるということです

 

Hola japones! Un saludo!
(こんにちは! 親愛なる日本の皆さん!)

 

皆さんこんにちは!
高橋健也です!

大変久しぶりの投稿になってしまいました。
僕はというと、スペインのシーズンが終了し、帰国しました。

とりあえず今シーズンの総括をすると、
僕のチームは16チーム中の8位。
カテゴリーは清水和也選手がプレーしていた2部リーグの1つ下の全国3部リーグのカタルーニャ州のグループでした。
この1年、楽しいこと、つらいこと、初めてのこと、様々な経験がありすぎてあっという間でした。
でも、自分の人生の中で物すごく価値のある1年だったことは確かです。

今回は1年日本の外にいた自分が感じていることを書きます。
僕が感じたスペインと日本の強烈な差。
それは、勝負にこだわるということです。
スペインで1シーズンプレーして感じたこと、それはみんなフットサルをプレーするときは常に勝ちか負けかの「闘い」をしているということです。
常に勝負の世界にいるということです。

僕はこの1年でこの意識が物すごく変わりました。

自分はアラでサイドの1vs1が持ち味です。
また、動きながらパスを回し崩していくプレーも得意です。

1年前の僕はというともちろん勝負にこだわっていました(そのときの感覚では)が、
サイドの1vs1ではきれいに相手を抜き切ることだったり、パスを回しながら攻撃をしているときも味方のバランスを見て「良くパスが回るように」動いていました。
結果としてチームの勝利に貢献していたとは思いますがとても間接的です。

しかし、今の感覚は
サイドの1vs1ではいかにシュートまで持っていけるようにかわすか、もしくはセカンドポストにボールを送れるか。
パスを回しながら攻めるときもいかに相手のゴールに向かっていけるか、そのスペースをつくり出せるかを駆け引きして動きます。
常にゴールを意識しているのです。
これはスペインに行く以前も意識していましたが、より強くなりイメージがはっきりしたという印象です。

何故なら、スペインでプレーしているとき、自分が1vs1できれいに相手を抜きシュートに行ってもそれは評価されません。
そのシュートがゴールにつながったかどうかが見られます。
「シュートまで行けないならパスを出せ」
と言われるし、
難しい状態でもその選手が突破できる能力があるならかわしにいけと言われます。
自分が気が利いたところに顔を出しても味方はゴールに向かっている選手にパスを出すことが多いです。

スペイン人はそのフットボールの本質である「ゴールに向かう」という意識が常にあります。
僕たちが日本の感覚でプレーしている数倍はあります。

だから、スペインリーグを見ているときに淡白なパスミスだなという場面がよくあるかもしれません。
でも、あちらの人からしたらゴールに迫れそうなチャンスだったから出した、がミスになった。
という感覚です。
監督ももしそこに出さなければ
「なぜ出さない? 空いていたぞ!?」
となると思います。

僕がコラムの第2弾で触れた、スペインのDF(ディフェンス)の強度の高さもこの話の延長戦上にあります。
手を使ったり、体をわざとぶつけに行ったり、時には見えないところで引っ張ったり、わざとファールをもらったり、
そうするのは各選手が自分の能力でどうしたら相手に勝つことができるのかを工夫した結果です。
ぼくも小柄なのでDFのときには手で相手を思い切り押したり、体の当たり合いのときにうまく倒れてファールをもらうこともしていました。

そういう、個々の細かいところでのうまさや自分が勝つためのフィロソフィーも勝つための「個人戦術」のくくりに僕はなると思います。

個人戦術、試合巧者、マリーシア。
これらの言葉は、しっかりとフットボールの勝負の本質を理解して勝利のためにプレーできるか。ということを意味しています。
これが試合の動画を見るだけでは分からない、実際にその中でプレーしたからこそ感じることができる大きな差です。

僕はこのことを少しでも多くの人に実感してもらいたい。
スペインでプレーしていた自分が実際に出向いてプレーをしたり、SNSなどで自分の意見をリリースしたりすることでも、日本にいる方たちが現地に行かなくても感じれることもあると思います。

現在、僕は自分の地元の新潟県にいます。
そして、この機会を使って地元のサッカーやフットサルチームの練習に参加したり、実際に指導をしたりもしています。
これから夏には関東にも行く予定です。

僕の影響力はまだ小さいかもしれませんが発信していきます。
今年はFリーグも新しい挑戦をしていますね。
大切なのは、よくなるために、去年と変わるために動き出すことです。
僕も違う視点から、微力かもしれませんが動き出しています。
その一歩を踏み出すことが大切でそれを修正しながら歩き続けることが大きなことを成し遂げるために必要だと思います。

是非、僕の選手としての、そして、指導者・発信者としての活動にも注目してください!

 

それでは、また!
Hasta luego!!

 

[プロフィール]
高橋健也 Takahashi Kenya
1995/8/15、新潟県柏崎市出身

サッカー
2002~2008 比角FC
2008~2011 柏崎FCJY
2011~2014 柏崎高校サッカー部

フットサル
2014~2018 フェニックス横浜
2018~La union Santascoloma
2017、2018 U-23神奈川県選抜

コーチングライセンス・実績
サッカー・フットサル C級
2014~2018 エスタジオ横浜スクールコーチ
2018 エスタジオ横浜U-15監督

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