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無料記事:デウソン神戸・藤川朋樹が伝えたいこと[F2第1節]

2019年6月16日、横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第1節
Y.S.C.C.横浜 4-1 デウソン神戸
2019年6月16日(日)横浜市平沼記念体育館 観客数:347人

[得点経過]
1-0 10分46秒 Y.S.C.C.横浜 9 栗林大地
2-0 11分38秒 Y.S.C.C.横浜 3 伊藤玄
3-0 12分43秒 Y.S.C.C.横浜 11  滝沢拓也
3-1 28分21秒 デウソン神戸 2 金尾裕太
4-1 34分57秒 Y.S.C.C.横浜 8 宿本諒太

▼獅子奮迅の背中

ピヴォの位置に立ち、横浜の宿本諒太に激しく体を当て攻撃を担う。フィクソの位置に立ち、横浜の廣戸大志に激しく体を当て守備を担う。獅子奮迅の背番号10は、チームを引っ張っていくという意思を見せつけた。

何人かのベテランがクラブを去り、また若くなったデウソン神戸。大黒柱として歴史を引き継いだ藤川朋樹は、その背中で若獅子たちに何かを伝えようとしていた。

▼持っている力を出す精神力

鈴村拓也 デウソン神戸・監督

前半の立ち上がりから半分までいい流れでしたけど3失点してしまい、セットプレーからのところが多く非常に悔やまれるところです。セットプレーがポイントになると伝えていましたが、そこをしっかりとゴールを決めてくれればと思いますが、横浜の上手さといったところが、3つ失点はセットプレーのパターンというか流れというか、相手の方が上というところだったと思います。

後半は持ち直して1-1でしたが、その失点に関しても自分たちのコーナーキックからキャッチされてカウンターでした。ピヴォにいい選手もいるしサイドもGKも含めて能力の高い選手がいる中で押し込まれる時間帯もありましたけど、後半は最後のところでしっかりブロックは作れていたので、その戦いを年間を通して継続してもっと成果を上げていっていけるようにしたい。それが今日の敗因であり次に向けての課題として感じています。

藤川朋樹 デウソン神戸

横浜は個人の能力が高くて去年は能力の差は感じたんですけど、今回も相手の能力が高いと感じていますけど、一番は精神、メンタルの面で少し差があるかなと思います。後半のハーフタイムで鈴村監督に何か言われて切り替えれば同じレベルでできるのに、それを前半からできないというのは能力というよりもそれを出すという精神の部分で、そこはまだまだ毎日フットサルに懸ける毎日の日々の習慣であったり、そういうことが出てしまったのかなと思います。

ポジティブな面で言うと、去年より残りの試合が楽しみな、能力の部分では負けていないという部分があったので、そこは前向きに考えて次の試合に挑みたいなと思います。

――今シーズン、退団した選手はベテランの選手が多く、さらにチームは若くなりました。その若い選手たちに伝えたいことはどういったことでしょうか?

藤川 監督は僕たちを信頼して「練習でいつももやっていることをやってくれ」と送り出してくれました。でも、言われたことをそのままやってしまう、それ以外は考えられなくなってしまうというところがありました。それは自信がないからそうなってしまうと思うので、フットサルを見たりやったりしてフットサルの自信を付けていけば自分で考えることができる選手になれると思います。いいプレーはしていますので、試合中で判断できるというところがまだまだできないので、試合を止めて監督に言われてできる、先輩に言われてできるではなく、自分で考えれる選手になってほしいなと思います。

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