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静かに、熱く燃える(ファイルフォックス八王子 #16 柳澤里木)[関東1部2節]

2019年6月22日 葛飾区水元総合スポーツセンター
(PHOTO、TEXT なか)

 

ファイルフォックス八王子  6-2 コロナFC/権田

得点経過
9分47秒 コロナ   #9 山本直
15分33秒 ファイル  #4 三井健
19分02秒 ファイル  #7 田辺凌
21分19秒 ファイル  #9 三ヶ尻翼
27分1秒 ファイル  #8 石川彰人
29分26秒 ファイル  #16 柳澤里木
35分19秒 ファイル  #18 三木一将
39分53秒 コロナ   #20 大場徹(第2PK)

 

何度となくゴールを守り、シャウトして自身を誇示する#1 高橋康奥選手。

 

見た目はクールだけど、内に秘めたる炎を具現化するようなアグレッシブなプレーが際立つ柳澤選手。
ファイルフォックス八王子に来てから3年目となる。
何度か話をした記憶はあるが、クールな印象とは裏腹にインタビューではしっかりした受け答えや、自身の主張や思いを伝えられる選手だと再認識させられた。
アグレッシブで、パワフルなプレーから、試合中に自然と目線が行ってしまう。
まだまだ若い選手だと思っていた柳澤選手も、ベテランの域に達してきた。
シーズンも始まり2節を消化した今、今日の振り返りと、今シーズンについてインタビューを行った。

 

 

Pivo! 勝利おめでとうございます。

柳澤 ありがとうございます。

Pivo! 開幕は負けちゃったんですよね?

柳澤 はい、そうですね。

 

 

Pivo! 今日はプレーを見させてもらって、非常にアグレッシブなプレーだなって思ったんですけど。

柳澤 個人的にもそこはかなり意識した部分でもありますし、チーム的にも、チームカラーでもあるので、そこを全面的に、相手のことをうんぬんいうよりも、自分たちのアグレッシブさを出すことに意識しました。

Pivo! 前半の右サイド走って、GKを抜いたときありましたよね。

柳澤 あぁ、ありました。

 

GKを抜いてゴール前まで持ち込むが・・・。

 

Pivo! あれ、もう一歩でゴールか、またはアシストで点が欲しかったですね。ああいうプレーが柳澤選手って感じですね。

柳澤 まず、前の試合で個人的に意識したことは、自分でシュートに持っていくってところだったので、キーパー抜いた時点で、キーパーと対峙した時点ではもう自分で全部行くつもりでやっていました。それで撃ったあとに仲間がいたんだなっていうのは、感じましたけど。

Pivo! 見ている限りでは、今まで何シーズンか見てきて、あまり不調という言葉と縁のない選手なのかなって思ってしまうんですけど。

柳澤 不調?

 

 

Pivo! スランプとか、あまり波がない。

柳澤 そう思ってもらえたら、自分としても自信はつきますし、個人的にもすごい絶不調まではいかないように、試合中で判断・・・ちょっと悪いなと思ったら、あんまり無理しないというか、チームのために転化してプレーするように心がけています。

Pivo! あとちょっと気になったのが、今日はベンチでよく声を出しているなぁって。

柳澤 そうですね、そこの部分もちょっと個人的に意識していた部分なので、たぶん、今日は試合展開がこっちに持ってこれて、点差もついてたんですけど、それがもし負けている状態だったら、はじめからそういう意識でやっていないと、たぶん最後も奇跡が起こらないと思うんですね。だから、1試合を通してどんな状況でも、声を出すようにしていけば、最後に何かが起こるんじゃないかなと思ってやるように意識していました。

 

 

Pivo! 昔からそんなに声を出していましたっけ?

柳澤 ちょっと、ねぇ・・・まぁ・・・でも、まぁ、前のチームとかの影響もあって、学んだ部分でもあったので、そこはやっぱり(笑)、学んだ部分でもあります。

Pivo! 前半というか、前のほうでの頑張りが、得点につながると思っているんですけど、今シーズンこそ得点王を狙っていきたいなという気持ちはありますか?

柳澤 そうですね、まぁ、個人的も結構、2位とか、一歩及ばずっていうことが多いので、狙えたら狙いたいんですけど、やっぱりそれよりもチームの勝ちを優先して、その中で、得点も獲れたらって思ってます。

 

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