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無料:ボルクバレットの戦う意思。F2初の北九州セントラルでつかんだ大きな勝利[F2第3節]

2019年7月21日、北九州
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第3節
ボルクバレット北九州 4-1 アグレミーナ浜松
2019年7月21日(日)北九州市立総合体育館 観客数:1,467人

[得点経過]
0-1 11分10秒 アグレミーナ浜松 55 中村章
1-1 21分38秒 ボルクバレット北九州 9 横山巧
2-1 22分41秒 ボルクバレット北九州 20 清水誠也
3-1 28分00秒 ボルクバレット北九州 20 清水誠也
4-1 38分44秒 ボルクバレット北九州 14 ウーゴ サンチェス

▼ボルクと北九州の戦う意思

「試合に集中していたので気づかなった」と馬場源徳監督は笑う。だが、そう言いながらも「ゴールが決まった時に歓声が上がったのは覚えています」と馬場監督の耳には確かに聞こえていた。

後半開始早々、横山巧のゴールが決まった瞬間からアリーナの温度が上がる。戦う姿勢を魅せ続けたボルクバレットの意思は、北九州の人たちに伝播した。スタンドからは、一つ一つのプレーに対し大きな歓声が沸き続けた。そして清水誠也が逆転弾を撃ち込んだ時、ピークに達する。選手たち全員の雄叫びと共に、アリーナ全体が揺れた。

F2初のセントラル開催。北九州は監督、選手、そしてサポーターが一丸となる大きな勝利を手にした。

▼『戦う』ということ

馬場源徳 ボルクバレット北九州・監督

最初の立ち上がりから難しい展開が続いたと思います。自分たちのプレーがうまくいかない、ファウルトラブルに入る、得失点のところも含めて一番最悪の逆境のスタートが前半でした。そこから後半、自分たちで乗り切れたのは大きな収穫かと思いますが、前半のあの出来に関してはしっかりとトレーニングから向き合っていかないといけないと思います。

――開幕三連勝となりましたが、ここまでの戦いをどう評価されていますか?

馬場 まず、まだ三勝ですので始まったばかりだと思っています。どれも苦しい勝利で、開幕戦は9-2でしたけど難しい勝利でしたし、2試合目も3試合目も難しい試合が続いています。ですが、それだけチームを成長しているということであり、勝勝ち点を重ねていることはポジティブだと思います。ここからどれだけチームを上げられるか、毎日気が抜けられない、毎日が仕事だと思っています。

――どういった対策を取られて試合に臨まれたのでしょうか。

馬場 浜松はしたたかに戦ってくるチームだと思っています。抜け目もないですし、ファウルトラブルやハーフに引いたディフェンスを意識して取り組んでいましたけど、思った以上に苦しみました。今日の試合展開は予想内ですけど、その予想内をコントロールをさせてくれないのが浜松の強さかなと思いました。

――メンタルを強く意識し、真っ向勝負をされた印象があります。

馬場 私たちは体が大きなチームではないので、上のカテゴリーから来たチームに対して挑んでくるという姿勢は忘れてはいけないと思っています。前半はそこが物足りなかったのかなと思います。

――ハーフタイムにどういった指示をされたのでしょうか?

馬場 前半は自分たちのやりたいことがまったくできていない時間がほとんどでした。ですから、まずなぜそれができていないのか、根本的な決断であったり、入り方、ゲームの持っていき方に対するコーチングができればなと思いました。浜松も球際に強くしたたかに戦ってきていたので、我々も対抗しなければいけないという意味で、『戦う』ということですね。特に上位との対戦は根本的に戦わないと勝てません。ギリギリのところで戦ってやっと結果が付いてくる試合だと思っています。やりたいことをやるための方法と、戦うということを再認識しました。

――昇格に向けて、一番大切なことはどういったことでしょうか?

馬場 取りこぼしてはいけないですし、上位を倒さないといけないですから、総合的な強さが必要だと思います。どのような試合でも、どのような相手でも必ず勝利に近づくチームを作らないといけません。それは運任せではなく、自分たちで手繰り寄せる強さが必要です。このチームに勝てば優勝ということではなく、すべてのチームに勝たないといけないと思っています。そのなかで勝率が高いチームが昇格をすると思います。今日の試合もそうですし下位のチームも落とせません。すべての試合に勝てるチームを意識をして作っています。

――今回約1,500人のサポーターが集まりました。

馬場 試合に集中していて気づいていないところもありましたけど、ゴールが決まった時に歓声が上がったのは覚えています。そういった力を受けて私たちが勝利したことはうれしいですし、また観たいと思っていただきたいですね。ただ前半のような内容だと難しいと思いますので、後半の全員で巻き返すような試合を、より多くのサポーターの皆様にフットサルを観たいと思っていただけれるようにしていきたいと思います。

小林謙太 ボルクバレット北九州

苦しい時間帯もありましたが、ベンチも含めて全員で一緒に戦う姿勢を出せたところが一番大きな収穫だと思います。アウェーでの浜松戦では、今日の結果と内容よりもいい試合ができるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。

――サンチェス選手と基点となっていましたが、前半は苦しい展開でした。ハーフタイムでどういった指示があったのでしょうか。

小林 浜松のディフェンスの強度はF2のなかでは強い球際だと思います。前半はウーゴも含めて僕自身が戦えていない、前で体を張るとか裏に抜けるとか基本的なピヴォとしての仕事ができていないとことがありました。ハーフタイムに監督を含めてチームメイトに喝を入れられて戦う姿勢を出せた結果、後半流れがよくなったのかなと思います。

田口友也 ボルクバレット北九州

前半はあまり自分たちが積み上げてきたものが出せませんでした。ただ、後半は1点差でも返せる自信がありましたし、いつも通りの練習でやってきたことを出すだけだったので、結果も出せてよかったと思います。

――荒れた展開のなか、ディフェンスの面で活躍されていましたが?

田口 今日はファウルトラブルだったり、審判に対するいら立ちだったり雰囲気があまりよくない時間帯がありましたが、自分はあまりそこに左右されずにプレーできるタイプですので、落ち着いて自分たちのやることをやれば返せる自信があったので、それを続けていけたのが結果につながったのかなと思います。

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