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無料:一瞬の隙を突く抜け目なさ。熱い広島エフ・ドゥの戦う姿[F2第4節]

2019年8月3日、広島
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第4節
広島エフ・ドゥ 3-6 Y.S.C.C.横浜
2019年8月3日(土)マエダハウジング東区スポーツセンター 観客数:408人

[得点経過]
0-1 06分38秒 Y.S.C.C.横浜 15 廣戸大志
1-1 07分40秒 広島エフ・ドゥ 12 佐々木諒
1-2 24分45秒 Y.S.C.C.横浜 77 稲葉洸太郎
2-2 28分21秒 広島エフ・ドゥ 7 津田卓
2-3 29分19秒 Y.S.C.C.横浜 7 中野和也
3-3 33分04秒 広島エフ・ドゥ 29 三島光太郎
3-4 33分16秒 Y.S.C.C.横浜 2 高橋健(PK)
3-5 36分24秒 Y.S.C.C.横浜 10 橋本裕貴
3-6 39分04秒 Y.S.C.C.横浜 88 樋口未樹也

▼一瞬の隙を突く抜け目なさ

33分、冨廣洋平がコーナーにボールをセット。その瞬間、広島の3人は守備陣形の準備をしている横浜よりも早く動き出した。

広島はこれで2勝2敗。数字上は厳しくはなったかもしれない。だが最後まで戦い続けた彼らは、一瞬の隙を突く抜け目なさを兼ね備えた昇格候補の一角であることを知らしめていた。

▼選手が戦ってくれた

村上哲哉 広島エフ・ドゥ・監督

選手が最後まで素晴らしいモチベーションで戦い抜いてくれたことを誇りに思います。ただ、勝てなかったという現実は何かが足りない。試合では接戦をしていますけど経験値だったりという面、今日は追いついてから勝ち越されるまでの間隔が短すぎました。そこでどういうプレーをしなければいけないのかというのは、個人個人の意識の部分で改善できる部分がほとんどで、そこでバタバタしたかなと思います。この失った勝ち点3は厳しくなったという実感があります。まだ残りの試合数はありますけど、YS、浜松、(ボルクバレット)北九州とのチーム力を見れば厳しくはなっていましたけど、でも自分たちは残りの試合を戦っていかないといけないのでしっかり集中して、今日暑い中たくさんの声援を送っていただいたことに感謝をして、次は必ず勝ちをお見せしたいと思います。

――第2節の(ボルクバレット)北九州戦の敗戦後ショックを受けていたと以前お話をされていましたが、この横浜戦は同じ敗戦ではありますがポジティブな内容だったと思いますが。

村上 もちろんそうです。北九州戦に関してはスコアも4-0で、そこまで悪かったわけではありませんがほとんど完敗と言ってもおかしくないような試合でした。その後、第3節のデウソン神戸戦も含めてチームの士気も意識レベルも上がっていますし、そういった中でのYS戦だったので、褒めるわけじゃないですけど素晴らしい試合だったと思いますし、僕が予想した以上に選手が戦ってくれたと思います。

でも結果は結果だと思いますし、現実的に獲るべきところで勝ち点を獲れなかったということは、今のYSと北九州、(アグレミーナ)浜松との得点力も含めてチーム力は厳しいというところにあるというのは間違いないと思います。もちろん何が起こるかわからないですし、チャンスがないわけではないのであくまでもそこを目指して、少しずつでもいいフットサルになってきているので、それを続けて。広島ホームで二連敗をしているので、次のホームは価値をお届けしたいと思います。

 

三島光太郎 広島エフ・ドゥ

難しい試合になるということはチーム全体で分かっていました。今回、広島の公共交通機関機関のアストラムラインさんやBリーグのドラゴンフライさんにご協力いただいて、いつもよりお客さんがたくさん入る状況の中で絶対に勝たないといけないし、F1に上がるためにはYSや浜松、北九州の3チームに勝たないといけないと思って試合には臨みました。残念な結果にはなりましたけど、チーム全員で意思統一して最後まで戦い抜く、結果としては負けてしまいましたけど、今後シーズンを戦っていく上で大事な試合になりましたし、これからの人生でも大事になってくる試合かなと思います。

――セットプレーから素早いリスタートで決めました。ああいった抜け目さのようなものが今後に生きてくると思いますが。

三島 試合前にもハーフタイムでも監督からも、セットプレーがカギになると選手全員がわかっていたので、YSがバタバタしていた展開だったので早めに冨廣選手からリスタートが来たので、右足なので自信がなかったんですけど跳ね返ってきたところを、打つことが大事かなと思って決めました。

 

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