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無料:僕らは去年アウエーの柏戦でやられたので、今日はやってやろうっていうのはあった。(Y.S.C.C.横浜・前田佳宏監督)[F2第6節]

 

2019年8月31日 柏市沼南体育館 
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

Fリーグ2019/2020 ディビジョン2 観客数:310人
トルエーラ柏 2-5 Y.S.C.C.横浜
[得点経過]
0-1 01分54秒 横浜 10 橋本 裕貴 
1-1 10分00秒 柏 3 永野雅也
1-2 15分38秒 横浜 77 稲葉洸太郎 
1-3 18分08秒 横浜 23 川崎柊音 
1-4 21分14秒 横浜 77 稲葉洸太郎
2-4 21分24秒 柏 14 柴田祐輔
2-5 29分59秒 横浜 31 井原智 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
ワイエスのカラーをしっかり出した試合を最後までやろうと

前田佳宏Y.S.C.C.横浜監督 まずは、トルエーラ柏さんにお礼をいいたいです。これはいつも会見でいわせていただいているんですけど、相手あってのスポーツだと思うので、こういう環境をつくっていただいて、お客さんもこんなに来ていただいて、感謝しかありません。同じ関東にホームタウンを持つ両チームなんで、関東からフットサルを盛り上げるという意味でも、熱いゲームをしようと今日はスタートしました。

先シーズンのことをいうと、僕らはアウエーの柏戦で、えー、なんていうんですかね、やられたという表現になるのか、足元をすくわれたというのか、大きな大きな負けを味わわされて、やはり、正直、今日、取り返すじゃないですけど、やってやろうっていうのはありました。

で、ここでやってやろうというのに対して、ここで勝つことによって次の試合に対していろんなものが見えてくるのかなと思ってました。このゲームは特にワイエスのカラー、僕たちのカラーをしっかり出した試合を最初から終わりまでしっかりやろうと。じゃあ、僕らの色はなんなのと、選手にしっかり問うたときに、みんなから出てくるのは、ハードワークだったり、まじめさだったり、最後までしっかりあきらめないこと、っていうのを前後半、最初から終わりまで、さぼることなくしっかりやろうと、それがこの点数の形になって、しっかり勝ち点3というのを獲れたんじゃないかなと思ってます。

で、まだまだ改善していかなきゃいけないなと思う点はいくつかあって、1つ出すと、トルエーラはやっぱり14番、柴田選手にどうしてもこうF1で長く戦ってきた選手にほんろうされてしまう時間帯があったと思うんですよね。そこは、F1で戦っていくって考えたときに、個人としてももっともっと戦えるようになっていかなきゃいけないなと、すごく思いながらゲームを展開していました。なので、ここは課題を持ち帰って練習から、次に(ボルクバレット)北九州というおっきな山があるので、「絶っ対昇格」というスローガンを抱えている以上は越えてかなきゃいけない山だと思うんで。次へしっかりまた準備したいと思います。

次の北九州戦はそんなに簡単にはいかない

宿本諒太Y.S.C.C.横浜キャプテン まず、アウエーの柏で5-2という勝ちを収められたことにホッとしてますし、いい結果が得られたなと思っています。

ただ、アップのときから、どこかこう普段とは違うチームの雰囲気からして、今日は簡単にいかないかなというふうに思っていたんですけど、やっぱり1点獲ったあとに、自らのミスなんですけども、1点を返されてしまって、ちょっと難しくしてしまったかなっていうところで、普段とは違う難しさがあったかなっていうふうには思いました。

ただ、そこから引き離していけたところはチームの力がついてきたなっていうところでありますし、結果、勝ち点を収められたっていうところで、特にそこまで悲観することなく、単純にポジティブなことだと受け止めたいっていうところが大きいんですけども、まあ、欲をいえば、相手退場(21分12秒、柏♯18宗像が「阻止」したとして一発レッドで退場)して、特に点を決めたあとにすぐに入れられてしまうとか、そういったことがあってしまうと、やっぱり上位対決、次の北九州戦とかはそんなに簡単にはいかないかなって感覚的には思っていて。あとは来季、仮にF1に上がれたとしても、そういったことをやってしまうとゲームを落としてしまうってことを考えると、僕らはもっともっとF1で戦えるチームになるっていう目標があるので、そこをやらないように、また15日大事な試合が待っているので、そこに向けて、チームでまたしっかり準備をしていきたいと思います。

(質疑応答)
体育館問題は「チームの運営を信じます」

Q 監督、6連勝という結果ですが、ここまでをどういうふうな感触でとらえているか。

前田 本音をいうと、気づいたら6連勝していたっていう感じです。やっぱり、先シーズンは、優勝したい、この次はこの相手で、この次はこの相手でって、どうしても先を見てしまう。特に神戸戦では、優勝っていうのを見ながら、どうしても戦う自分たちがいたので、今シーズンは本当にひとつひとつしっかり階段を上っていくように戦っていこうと。これは選手に話してますし、僕もそういう意識を強く持ってるんで。本当に、気づいたら6つ勝ってるっていう形です。

Q 次の北九州戦に向けて、2人それぞれの意気込みを聞きたい。

前田 正直、思いは本当に強くあります。先シーズン、僕らはホームゲームで結構悔しい負け方をしたんで。今度また自分たちホームで戦いますし、やってやろうというものはあります。正直、我慢して出してない部分があるので、ぜひ楽しみにしていただければなと思います。必ず勝ち点3を獲るゲームにしたいなと思います。

宿本 去年、ホームで内容、結果ともに完敗というのは選手も記憶しているところなので。今回はうちも去年とは違った一面があるので。そこでどう戦えるか、っていうのは個人的にも楽しみですし、必ず勝ち点3を積み上げられると思っているので、いい準備をしていきたいと思います。

Pivo! 監督、今日の試合を踏まえて改善点があるとして、1つ、柴田選手のことに触れたが、そのほかの改善点とはどこにあるのか。

前田 えーとですね、まぁ、あるんですけど、正直ちょっと、いいたくない、あのー、こうなんていうんですかね、弱点ではないですけど。やっぱり、僕たちのチームはまじめさがすごくよさでもあると思うんですけど、時としてそれが少しネガティブに働いてしまうときもゲーム展開にはあったりして。少し駆け引きすればいいものをそのまま突っ込んでしまったりとか、逆に少しおびえたように、行かなかったりだとか、その辺の経験値で語れるのか。それはゲームをやってくごとに成長してるとは思いますし、逆に、今日の柴田選手のようなプレーヤーと戦うことで成長する部分もありますし。あとはうちにはすごく経験している稲葉洸太郎という選手がいるので、彼の背中を見て育つ部分もあると思うんですけけども、なんていうんですかね、ジャンケンもグー・チョキ・パーってあると相手をいなしたりとか、駆け引きできたりすると思うんですけど。今の僕たちはまじめで、グー出したらグーっていう感じにどうしてもなってしまうので、よさでもあり、悪さというか、ここは一個成長していかなければいけない部分だと思ってます。ま、そういうところですね。ま、ちょっと、ざっくりしてしまったんですけど。
(失礼ながら、前田監督の話は的外れに感じたが、改めて読み返してみると、まじめ=愚直なだけではなくもう少し柔軟さを取り入れようよという観点でのチーム改善策を今回感じて今後取り入れていこうという意図を明かしてくれたものと僕は受け止めた)

Pivo! 今日、ワイエスの試合を見て改めて集中力というものを痛感した。具体的には得点シーンを振り返ると、高い集中から相手のパスカット、ボール奪取から一気にゴールを陥れるケースが目立った。これは日ごろから集中ということを大事にしていることの表れか。

前田 そうですね。僕はまずフットサルはトランジションスポーツだと思っているので、いかにこのトランジションを自分たちのものにするかっていうところの練習も実際多いです。そこに対して強度感っていうんですかね、そこに対して一歩負けないだとか、一歩相手より先に切り替えるだとか、体の部分のぶつけ合いに負けないだとか。あとは頭の思考ですね。どうしても人は楽をしてしまう部分だったりがあるんですけども、そこは僕らのまじめな部分で、一歩しっかり戻れる、一歩そこで前に出せる、っていったところが今日のゲームにもつながったんじゃないかなと思います。

Pivo! 今日戦ってみて柏の印象はどうだったか。

前田 柏さんはメンバーも代わって、監督さんも代わったんで、本当に全く違うチームになってるなっていう印象でした。なので、個人的にスキルの高い選手も多いんで、もう一度、例えば次ホームでやるときは、こういう形には簡単に行かしてくれないだろうなと思ってます。今後、この試合の映像をしっかり見直して、改善して成長していかないと、結局ここで勝っても次負けるとまた意味なくなってしまって。そこはスローガンにある「絶っ対昇格」、結局昇格することが目標なんで、そこに対して努力していきたいと思います。

Pivo! 昇格問題ですけど、体育館のキャパシティの問題は解決されているのか。

宿本 できると思います。チームの運営を信じます。

Pivo! 体育館の候補は決まってる?

宿本 と、思います。

Pivo! そのフロントサイドの動きは選手や監督にはわからない?

前田 えと、(キャプテンが)いいずらそうであれなんですけど、なんとなくは聞いています。やっぱり、はっきりしていない問題だったりするので。僕らは現場として資格をまず獲得していきたいと思います。これで勘弁してください。

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