パワープレーの守備のトレーニング不足だった。(フウガドールすみだレディース・北隅智宙監督)[全日本女子関東大会]
来季から女子Fリーグに参戦するフウガドールすみだレディースにとって負けられない一戦だった。
2019年9月8日 山梨県立小瀬スポーツ公園体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)
この日2試合目のタパジーダにとって難しい試合となったが、こちらも負けられない。
先制点を決めたフウガレディースはキャプテンの♯5長谷川明子が追加点を決めた。
2点を先取されたタパジーダは相手に身を隠すようにして♯17柴田茜がGKユニフォームを着込む。
残り5分強、パワープレーを開始したタパジーダは15秒後に1点を返す。自らゴールを決め飛び上がって喜ぶ柴田。
さらにタパジーダは2分後、パワープレーから、♯9川島梓のシュートパスを♯16三好麗がファーで押し込む。
先攻のフウガレディース5人目のシュートをタパジーダ♯1松尾栄里子が止める。
その裏、タパジーダは♯16三好が決めて勝利。歓喜を爆発させた。
サポーターに勝利の報告をするタパジーダの選手たち。準決勝進出が決定した。
JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会 関東大会1日目
M7 フウガドールすみだレディース 2-2(PK4-5) タパジーダ
[得点経過]
1-0 16分 フウガレディース
2-0 16分 フウガレディース 5 長谷川明子
2-1 25分 タパジーダ 17 柴田茜
2-2 27分 タパジーダ 16 三好麗
(30分プレーイングタイム)
[PK戦]
フウガ タパジーダ
1 ♯5 ⚪︎ ♯9 ⚪︎
2 ♯8 ⚪︎ ♯17 ⚪︎
3 ♯13 ⚪︎ ♯8 ⚪︎
4 ♯10 ⚪︎ ♯7 ⚪︎
5 ♯7 × ♯16 ⚪︎
関東リーグのライバル対決
11月2~4日に石川県で開催される全国大会に向けて2つの出場権を争う関東大会の1、2回戦が9月8日に行われ、1回戦で十条フットボールクラブレディースを破って2回戦に進出したタパジーダ。相手は、同じ関東リーグで覇を競い、前年度同リーグ1位の実績で1回戦シードのフウガドールすみだレディース(以下、フウガレディース)だ。
来シーズンから女子Fリーグ参戦が決まっているフウガレディースは人気度、話題性からいっても優勝候補の一角だが、こと、関東リーグでは今季ここまでタパジーダの3位に対して5位とほぼ同格。どちらも負けられない試合だ。
試合は0-0で迎えた後半、フウガレディースが2点先行するが、ここからタパジーダが2点奪取し、2-2のままPK戦に突入。タパジーダが5-4で勝利した。
試合後、インタビューに応じたフウガレディースの北隅智宙(きたずみ ともひろ)監督は勝利をたぐり寄せようと絶叫また絶叫のコーチングだったのだろう、のどがつぶれて、声がガラガラだった。
フウガドールすみだレディース北隅智宙監督インタビュー
この日2試合目の相手に走り合いで勝負した
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