開始2分で2失点! 立ち上がりがうまくいかなかったところに責任を感じている。(町田・ルイス ベルナット監督)[F1第19節]
2019年9月28日 町田市立総合体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)
立ち上がり町田の1stセット相手に牙をむく名古屋。開始1分21秒、♯19橋本が先制点を決める。
ディフェンスからロングシュートに行く♯99森岡。9分8秒にチーム初ゴールを挙げている。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 観客数:1,426人
ペスカドーラ町田 2-4 名古屋オーシャンズ
[得点経過]
0-1 01分21秒 名古屋 19 橋本優也
0-2 01分50秒 名古屋 8 ペピータ
1-2 09分08秒 町田 99 森岡薫
1-3 12分49秒 名古屋 17 八木聖人
1-4 26分28秒 名古屋 13 ラファ
2-4 37分54秒 町田 10 クレパウジ ヴィニシウス
代表戦が分けた試合の流れ
先月の23日(月・祝)と25日(水)にフットサル日本代表vs.フットサルタイ代表による国際親善試合が行われた関係で、同16日から27日までの12日間、代表ウイークとしてリーグは中断期間に入った。
ペスカドーラ町田からはピレス・イゴール(GK)、森岡薫、滝田学、そして、室田祐希の4人、名古屋オーシャンズからは関口優志(GK)、吉川智貴、星翔太、そして、西谷良介の4人が選出されたことはご存知のとおり。
この各4人のうち、町田の4人は頻繁に試合に出場したが、一方の名古屋の4人はゴレイロの関口は出場時間ゼロ、フィールドの3人はゼロではないが極めて短い出場にとどまった。
理由は簡単だ、名古屋は代表戦による疲労のリカバリーを考慮して4人の出場をセーブしたが、それでも代表外のブラジル人選手、ヴァルチーニョ、ラファ、ペピータの3人は練習と休養にあてたことから元気そのもの。町田のある関係者は試合後、「3人のブラジル人はピンピンしていた」と語っていた。
片や町田はというと、
1stセット 日根野谷、横江怜、ヴィニシウス、宮崎貴史らベテラン選手中心
2ndセット 伊藤圭汰(22歳)、倉科亮佑(17歳)、中村充(21歳)、菅谷知寿(21歳)
3rdセット 森岡薫、室田祐希、滝田学の代表組+森谷優太
という3セット回しで各個人の出場時間を短くされているものの、エネルギッシュさに欠けるきらいがあり、敗退。
「強いですね、名古屋は」
会見でコメントを求められた森岡は開口一番、こう語った。
▪️記者会見
(試合を振り返って)
2点を重ねて勢いづいた
フエンテス名古屋オーシャンズ監督 今日の試合は、立ち上がりがよかったのではないかなと。そこで、2点を重ねたっていうのはわたしたちを勢いづけるため、自信を持ってやっていくうえで非常に大事な2点だったと思います。また、そこで点を獲ったことで冷静にゲームコントロールができたんではないかなと思います。
流れ的には、いい流れのときと、あまりよくない流れのときがありましたけども、失点したところでもチームはしっかりと冷静に対応してたんではないかなと思いますし、ゲームコントロールがうまくやれたんではないかなと思います。
吉川智貴名古屋オーシャンズキャプテン 内容的にそこまでメチャクチャよかったゲームではなかったと思いますが、勝ち点3を取れたことはよかったですし、次のかみすセントラルにつながる勝ちだったのかなとは思います。
もう少し監督の求めるフットサルを選手たちは体現しなきゃいけないと思いますし、来週に向けてみんなでいい準備をしていきたいと思います。
(試合を振り返って)
残念ながら早い時間帯で失点してしまった
ルイス ベルナット ペスカドーラ町田監督 みなさん、こんばんは。まず初めに試合が終わったあと更衣室で選手に彼らの健闘をたたえる言葉を贈ったことを報告します。
その中で今回の試合に関しては、監督として敗因の責任を少し感じています。
スタッフのみなさんのおかげでこういったいい試合環境をつくっていただいています。また、応援サポーターの皆様には、いい環境の中で試合をさせてもらい、心から感謝をしています。ありがとうございます。
森岡薫ペスカドーラ町田キャプテン まぁ、強いですね、名古屋は。いい選手がたくさんそろってますし、ま、こっちもできるだけ失点をしないように最後までいい試合展開を運ぶ予定でいましたが、ま、残念ながらやっぱり予想どおり早い時間帯で失点してしまって。
それでも町田の若い選手たちが頑張って堂々と戦ったことは本当によかったなと思います。
また来週2日間試合があるので、そこに向けてまた準備したいと思います。
ありがとうございました。
(質疑応答)
代表選手が不在のためパワープレーの練習ができなかった
Q 残り3分のところで3点差あったが、ここであえてパワープレーをしなかった理由は?
ルイス パワープレーをやるうえで、3人の代表選手(森岡、室田、滝田)はとても重要な存在で、この2週間のトレーニングの中で彼らなしでパワープレーを煮詰めることはできず、こういった形になってしまいました。
また、今回残り3分で選手たちに与えた指示は相手が5ファールになっている、その中で、今入っているセットの選手ひとりひとりがサイドから仕掛ける技術があったり、1対1の強みがあったりするので、その部分を生かして、5ファールの彼らに圧力をかけていくというものでした。
そういったこともあり、今回パワープレーという意識は頭にはあったのですが、実行はしませんでした。
ルイス ベルナット ペスカドーラ町田監督個別インタビュー
若手の中に“オーシャンズは強い”という意識が
Pivo! チームを率いる監督という立場で、相手のチームは代表選手4人を全員休ませて、こっちは4人ともプレーさせなければならない。この現実をどう受け止めているか。
(残り 1952文字/全文: 4451文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ