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Fリーグ300試合出場! 「頑丈な体で産んでくれた親に感謝したいですね」(ボルクバレット北九州・村山竜三)[F2第7節]

 

2019年9月15日 横浜市平沼記念体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

試合開始直前に仲間と気持ちを1つに。

 

相手選手との1対1を止めにいく。

 

貴重なゴールを決めた仲間をひざまずいてたたえるシーンも。

 

DUARIG Fリーグ2019/2020 ディビジョン2  
Y.S.C.C.横浜 2-2 ボルクバレット北九州 
観客数:451人
[得点経過]
0-1 02分17秒 北九州 20 清水誠也
0-2 24分56秒 北九州 11 小林謙太
1-2 29分58秒 横浜 2 高橋健
2-2 33分52秒 横浜 11 滝沢拓也

 

[村山竜三 MURAYAMA RYUZO]
所属クラブ:ボルクバレット北九州 (Fリーグ・ディビジョン2)
ポジション:ゴレイロ
出身地:東京都府中市
生年月日:1981年1月14日
身長/体重:185cm/80kg

2007~2009:デウソン神戸
2010~2012:東京府中アスレティックFC
2013~2015:バサジィ大分
2015       :ヴォスクオーレ仙台
2016~2017:デウソン神戸
2018~   :ボルクバレット北九州

 

2007年9月23日、Fリーグ開幕戦第1試合でデビュー!

村山竜三が、26歳にして、デウソン神戸のゴレイロとしてFリーグ初出場を果たしたのは、2007年9月23日、会場は代々木第一体育館、対戦相手は名古屋オーシャンズだった。

この試合は、記念すべきFリーグ開幕戦、それも第1試合で、6,639人という記録的観客数を数えた代々木セントラル。背番号2を着けてチームのゴレイロとしてただ1人ベンチ入りした村山は当然のごとく先発フル出場し、チームの勝ち点1獲得に貢献している(試合結果は1-1のドロー。ちなみに名古屋の得点者は上澤貴憲、神戸のそれは現バサジィ大分監督の伊藤雅範だった)。

F1は、この日から2017年シーズン最終節までに通算318試合が行われているが、この11年間に村山は「279」試合に出場している。この出場数は歴代21番目、ゴレイロとしては3番目に相当する堂々たるデータだ(2019年10月14日現在)。

苦難の日々を乗り越えて今なお衰えぬ探究心

ただ、そのキャリアは決して輝かしいだけのものではない。

再び神戸に戻って2年目の2017年(F1最終年)は年間33試合中、ベンチ入りは半分以下の15試合、しかも2試合の途中出場にとどまっている。神戸はこのシーズンを最後に翌2018年6月30日に新設なったF2へと自主降格し、村山もF2に活躍の場を移している。

村山のプレーへの意欲はその後も衰えず、所属先のボルクバレット北九州で、昨シーズンは14試合中13試合に先発出場し(1試合は途中出場)、リーグ第3位に貢献。今シーズンも開幕節から第4節まで先発出場を続け、2試合続けて途中出場した後の第7節、アウエーのY.S.C.C.横浜戦で先発フル出場し、F2で通算「21」試合出場を重ね、F1とのトータルで「300」試合出場を記録した。

記事作成の段階で村山は自らを、「自分みたいに目立たない選手に」という言い方をしていた。そうだろうか。38歳、2部に移った今も、先発を勝ち取るために若手を相手に「がむしゃらに」練習しているし、「フットサルはおもしろい!」と言ってはばからない。そのフットサル愛、フットサルに向き合う姿勢は「目立たない」どころか十分に輝いている。

そんな村山に第7節・Y.S.C.C.横浜戦の直後にピッチの傍でインタビューした結果、経験豊富なゴレイロならではのエピソードが聞けた。長文の記事になってしまったが、絶対に飽きさせません、最後まで付き合ってください!

※通算出場試合記録は、各試合に出場選手として登録された(ピッチに立った)試合数の合計です。

[代表歴]
・フットサル日本代表チーム中国遠征(中国国際フットサルトーナメント)メンバー(2009.6.19~21)
フットサル日本代表チーム リビア遠征メンバー(2009.7.28~8.3)
フットサル日本代表チームメンバー(2009.9.23~24)
〔国際親善試合 フットサル日本代表 対 フットサルイタリア代表〕
・フットサル日本代表 ポルトガル/スペイン遠征メンバー(2011.3.19~4.2
(ボアスコンプラスHPから転載させていただきました)

https://www5.targma.jp/pivoplus/2018/07/13/post42818/

 

▪️ボルクバレット北九州・村山竜三選手インタビュー

いくら追求しても尽きることがない

(残り 6919文字/全文: 8787文字)

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