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無料:この2年間は試行錯誤(tonan S.C. 根本豊監督)[群馬女子・第8節]

リスパック体育館 2019年10月27日
(PHOTO,TEXT・なか)

 

tonan S.C.はこの日6名と少ないメンバーで試合に臨む。

 

対して、KAI XIN GUOは10名のメンバーがそろっていた。

 

SuperSports XEBIO 第10回群馬県女子フットサルリーグ2019 第8節
tonan S.C 2-2 KAI XIN GUO

[得点経過]
0-1 15分 KAI XIN GUO #21 大澤三恵子
1-1 22分 tonan S.C. #4 門田理沙
2-1 37分 tonan S.C. #8 倉重知紘
2-2 38分 KAI XIN GUO #13 村辻麻衣

 

グラウンダーのシュートが決まって先制のKAI XIN GUO #21 大澤。

 

引き離されまいと、tonanの #14 が同点弾。

 

tonan #8 倉重が逆転弾。

 

このまま決まるのかと思っていたら、終盤でのKAI XIN GUO #13 村辻が同点に。

 

 

東京や神奈川を除いた女子リーグの維持は難しい。
現状維持すら難しく、できては、消えてということを繰り返す。
東京都女子の1部でさえ、人の確保が難しい状況なのだ。
そんな中で、群馬県リーグで創設2年目のチームがtonan S.C.。
日本女子や、関東女子でもなく、群馬県の女子リーグの注目度は低い。
試合会場へ行っても関係者だけで、ほぼ部外者はいない状況。
見に来てくれるファンのためとは言い難い状況なのだ。
群馬県で常にトップを走る、DREAM futsal park/PORCOも例外ではない。

 

そんな中で誰のために勝利を目指すのか。
チームのため、自分のためということが一番になってくるのだろう。
それでもリーグが存在するだけでありがたいのかもしれない。
そんな場所にもスポットを当ててみたい。

 

 

根本豊(ねもと ゆたか)監督

根本 図南フットサルクラブ高崎の店長をやっていて、チームをつくって地域活性を狙って、集まってくれたのがこのメンバーで、今活動しています。活動は2年目ですね。

Pivo! 今日は試合見ていると、人数も少なくて、なかなか厳しい試合でしたね。

根本 厳しいですね(笑)。今日は厳しかったですけど、現在は在籍者が12名ぐらいいるんで。

Pivo! 日ごろはサッカーをやっている12名?

根本 やっている選手もいるんですよ、サッカーで図南前橋っていうチームの女子部門で、サッカーのチームと、このフットサルのチームと。

Pivo! そっちは、そっちでメンバーが違うんですか?

根本 サッカーとフットサルで、2つ掛け持ちしてやってくれている選手もいます。本当にありがたいです。

Pivo! フットサルのチームは12人いるんですけど、今日は6人?

根本 6人だったんですよ。まぁ、厳しい中でも、走ってやらないといけない。日ごろそういうことを求めてやっています。

Pivo! メンバー少ない中でやりくり大変そうですけど、今シーズン、都1の女子リーグでも5人でやりきったっていうチームもあるんですよね(今シーズン開幕戦の十条FC)。

根本 へぇ~、そうなんですか、東京ですか?

 

Pivo! 東京です。

根本 そうなんですか、すごい。やっぱトレーニングもやっているのかな。

Pivo! どうなんですかね、そのときはたまたま5人だったんですけど。疲れとかもあると思うんですけど、集中力もなかなか切れなかったですね。

根本 しぶといですね。あとはチームではコミュニケーションを強くとろうというのと、あとはフットサルの原理、原則だったりとか、点を獲るか、獲られるかっていうところで、ピンチだったら戻るし、チャンスだったら攻めるしというところの切り替えとか、個人が弱いんで、そういうところを徹底して、チームでどうやって勝つかっていうのを考えて常にやっています。

Pivo! サッカーとフットサルは違いますよね。

根本 全然違いますね。スペースがないんで、スペースをうまくつくり出して、かつ狭い中をというので、判断のところと、あとはスキルもなかったんで、そういうところを練習して。

Pivo! この2年間はだいぶ試行錯誤しながらやってきたんですか?

根本 そうですね、僕自身、あまりフットサルを知らないんで、スタッフがみんなフットサルを知っている方たちで、その人たちに協力してもらいながら、自分のこういうチームをつくりたいなって、今、活動しています。

Pivo! 今日の試合の総評としてはいかがですか?

根本 総評としては、相手のキーパーのゴレイラの方が上手なんで、その選手に対して迷いを与えるような、ゴール前での2対1だったりとか、キーパーを妨害してフィニッシュまで持っていくとか、どうやって勝つかっていうのを彼女たちに考えさせるっていうのを、常日頃からやっています。時間も考えなきゃならないし、キーパー妨害でファールスレスレなんですけど、こういうやり方あるんだよっていうのを彼女たちに選択肢として、こっちはアイデアを。今日も最後キーパー前でありました。あそこに放って、キレイじゃないけど、1点は、1点っていう、そういう価値観でやっているんで、うまくつないでとか、そういうのはいらないみたいな。

 

Pivo! 勝てなかったのは残念なんですけどね。

根本 そうなんですけど、最後勝ちきりたかったんですけど、それはこっちのマネージメントミスなんで、まぁ、しょうがないです。

Pivo! 負けなかった分、勝ち点1が入りますけどね。

根本 最後、タイムアウトとったときに、リーグ戦なんで、勝った、負けたじゃなくて、勝ち点1で積んで、最後に見たとき勝ち点がどうかというところなんで、それは頭に入れさせながら。

Pivo! 少なくともプラスになりますもんね。

根本 そうなんですよ、そこの1差で、順位が変わるとか、そういうのを何回も経験しているんで。

Pivo! 今日は、そんな試合の前にPORCOが優勝を決めたということですが、それについて思うところはありますか?

根本 まぁ、PORCOさんはやる覚悟的な、遊びじゃない競技志向が強いから、意識レベルも高いし、そこにどうやって勝つかっていう。遊びでやっていたら勝てないから、常にトレーニングでそこは完結して、集中させるとか、集中させるっていっても、ずっと集中できないんで、それに見合った技術とか、1対1で負けないとか、基本的なところですね。相手より走るとか、相手の嫌なこと、嫌なこと、どんどんやっていく。自分はきついけど、相手もきついんだったら、頑張ったほうが勝つじゃないですか。きついこと同士だったら、頑張ったほうが勝つ(笑)から、じゃあ、それをやらないとダメだねっていう話を刷り込んでます。もう、訓練です。練習じゃない訓練だ、みたいな感じで。

Pivo! そんな中で、来シーズンに向けて、チームをどう強化していきますか?

根本 来シーズンに向けては、辞める選手もいるし、ケガをしてしまった選手もいるんで、順位を1つずつ上げていくというのと、あとは監督交代とか。僕は代表者で立つんですけど、スタッフの変化とか、いろんなことを経験してやっていって欲しいな。いつかこういう体育館に、みんなで応援に来たよって、地域活性につながっていけたら幸せだなっていうふうに思っています。

 

Pivo! 地域活性って、いい言葉ですね。

根本 あっ、そうですか(笑)。使ってください。

Pivo! 群馬県リーグを盛り上げるために、メンバー募集とか、今、言葉として出たファン獲得につながるようなコメントをお願いします。

根本 群馬県リーグをやっぱり・・・。人が見に来ないということは、価値がまだ少ないっていうことで、あとは周知と、魅力ある、価値あるリーグにしていくために、みんな本当に頑張って、運営の方もすごい頑張ってくれているんで、それを世間に、もっとメディアを通じて宣伝していただきたいなー(笑)っていう、それはリーグ全体のお願いかな。あまり取材を受けたりとか、注目される機会が、このリーグはないので、やっと出会えたっていう。注目してくれる人が。

Pivo! 開幕から来ようと思っていたんですけど、なかなか来れなくて。

根本 そうなんですか、本当にありがたくて。チームじゃなくて、リーグ全体を盛り上げていけたらいいなっていうふうに思います。

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