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『柏のKING』碓井雅貴、シーズン半ばにして退団か!? [山下コラム]

 

 

2019年11月22日
(PHOTO、TEXT・山下浩正)

F2・2シーズン目に迎えた大きな転機

PSTCロンドリーナ(当時)の中心選手として2017年関東リーグ優勝の実績を背にF2初年度の2018年にトルエーラ柏に入団した碓井雅貴(27歳)。リーグ開幕直前のオーシャンカップで格上であるF1のエスポラーダ北海道を相手に得意のドリブル突破からゴレイロをかわしてループシュートを決めるという鮮烈な“Fリーグデビュー“を飾り、たちまち柏の人気者となりファンの大きな注目の中、攻撃的なアラ-フィクソとしてチームをリード。サポーターから『柏のKING』の称号を授かる。

そして迎えたF2・2シーズン目の今年、クラブは、関東リーグ2部時代にFUTUROで碓井のチームメートだった松田大次郎を監督に迎える。選手としての碓井の特徴を誰よりも知る監督のもと、一心同体となって優勝にまい進する、はずだった。

柏は申し分のないスタートを切った

とんでもないニュースが飛び込んできた。

F2で優勝してこのチームでF1へ上り詰めるんだといっていた男がクラブを離れるかもしれないというのだ。

 

今シーズンから柏を指揮する松田は先述のとおり、FUTURO時代の元チームメート。松田は、キレのあるプレーと戦術理解力に一段と磨きがかかっている碓井と再会し、就任と同時に即刻キャプテンに指名した。新任の監督にとって、クラブの大命題であるF2優勝=F1昇格を成就するのにこれほど頼もしい人材はいない。柏は申し分のないスタートを切った。

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