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ボラ、ハットトリック! 栃木シティ、関東参入戦決定![栃木県リーグ最終節]

2019年12月22日 宇都宮市清原体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

栃木シティフットサルクラブ。

 

三榮不動産FC宇都宮。

 

ボラことレアンドロのヒールシュート! 左にこぼれたところを、

 

ダニエル サカイ ユウジがダイレクトシュート。大量得点の口火を切るゴールとなった。

 

レアンドロの最初のゴールは♯14水野とのワンツーから生まれた。

 

シャペウでゴールを脅かすレアンドロ。“魅せる”役割もしっかり務めた。

 

SuperSports XEBIO 第17回栃木県フットサルリーグ2019 1部 最終節
三榮不動産FC宇都宮 3-9 栃木シティフットサルクラブ 
[得点経過]
0-1 02分28秒 栃木シティ 6 ダニエル サカイ ユウジ
0-2 03分26秒 栃木シティ 16 篠崎隆樹
0-3 04分50秒 栃木シティ 77 レアンドロ ラファエル
0-4 08分58秒 栃木シティ 77 レアンドロ ラファエル
0-5 18分03秒 栃木シティ 6 ダニエル サカイ ユウジ
0-6 21分55秒 栃木シティ 77 レアンドロ ラファエル
0-7 26分25秒 栃木シティ 16 篠崎隆樹
0-8 26分56秒 栃木シティ 2 酒井 ラファエル 良男
0-9 28分48秒 栃木シティ 6 ダニエル サカイ ユウジ
1-9 32分43秒 三榮不動産 4 折田大助
2-9 36分16秒 三榮不動産 3 和氣渉
3-9 39分13秒 三榮不動産 13 松本将平

勝ち点1差で事実上の優勝決定戦に!

栃木県フットサル1部リーグ2019の最終節(第10節)が12月22日(日)、宇都宮市清原体育館で行われ、首位の栃木シティフットサルクラブ(以下、栃木シティ)がリーグ初制覇を成し遂げた。勝ち点1差で肉薄していた三榮不動産FC宇都宮(以下、三榮不動産)は準優勝、第3位はエトワール☆サラ キヨハラ(以下、エトワール)だった。この優勝により栃木シティは関東2部リーグ昇格を目指して2月の参入戦に臨むことが確定した。

三榮不動産は上位リーグ1位で折り返した第8節まで首位だったが、第9節同リーグ3位のエトワールと引き分け、同節同リーグ4位のM.C.ウロブロス/栃木F.C.に勝利した同リーグ2位の栃木シティに首位を明け渡し、その後は勝ち点1の差をキープした栃木シティが逃げ切る結果となった。

前身のモランゴ栃木(2018年関東2部所属)から運営権の譲渡を受けて今シーズンから栃木県リーグ1部に参戦した栃木シティ。フウガドールすみだを退団したボラを獲得すると、「ボラは月々のサラリー40万円!?」という彼ならではの派手な噂が広まったことから、率直にいって、県リーグとは思えない話題性を集めた。関係者によると、昨シーズンまで閑古鳥が鳴いていた開催会場は観客が増え、栃木シティの試合には同系列のサッカークラブのサポーターによる鳴り物入りの応援が繰り広げられた。

ボラとダニエルサカイがハットトリック!

三榮不動産と栃木シティによる事実上の優勝決定戦はこの日の最後の第4試合に組まれた。栃木シティは、「外国人はピッチ上に2名まで」という規定どおり、ピヴォに♯77ボラ(登録名は本名のレアンドロ ラファエル)、フィクソに♯6ダニエル サカイ ユウジ(元ペスカドーラ町田)を、両アラに♯11漆原玲(元Fリーグ選抜)と、♯14水野拓海(元Shanghai Xufang<China>)を先発で起用(ゴレイロは♯20遠藤晃夫=元湘南ベルマーレ)。

試合前に僕は、三榮不動産の石塚監督に1年で関東2部復帰を目指す決意を聞くつもりでコメントを求めた。ところが、7人の元Fリーガーを擁する栃木シティを石塚監督は、「Fリーグのオールスターみたいなもの。県リーグにこのメンバーがいちゃあ、“反則”。圧倒的に個が強く、試合運びがうまい!」と半ばお手上げ状態だった。

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