ミカからのリターンを押し込むだけだった!(Festilo ♯16 藤田知子)[東京都女子1部・最終節]
2020年1月13日 エスフォルタアリーナ八王子
(PHOTO、TEXT・山下浩正)
チーム最後の集合写真に収まるFestilo。4勝2分け4敗・勝ち点14。
不戦敗に終わったLIGARE TOKYO LADIES。4勝2分け4敗・勝ち点13。
この試合唯一のゴールシーンを追う。Festiloの♯16 藤田がボール奪取からドリブルを仕掛ける。
村上はすかさずシュートパスを放つ。距離を詰めるゴレイラ。しかしシュートを止められない。
第17回東京都女子フットサル1部リーグ2019 第15節
LIGARE TOKYO LADIES 0-3 Festilo
[得点経過]=参考=
0-1 3分 Festilo 16 藤田知子
都リーグ最後の勝利が『不戦勝』に!
『現メンバーと相談を重ねた結果、来季Festiloは都リーグでの活動を継続しないことを決断しました』
(https://ameblo.jp/lyfestilo/)
昨年12月16日、Festiloは、こういう書き出しで、今季限りでの活動休止をチームのブログで宣告した。そして年が明けて迎えた最終節、リーグ終盤の勢いそのままにLIGAREに勝利。
陽気なメンバーがそろうチームらしく最後の勝利にも涙は一切なく笑顔笑顔のフィナーレだった。
その勝利に思わぬ影が差した。
この試合の翌日、LIGARE TOKYO LADIESのWEBサイトに以下の一文が掲載された。
『昨日開催されました東京都女子フットサル1部リーグ第15節 リガーレ東京レディース対Festiloの試合ですが、書類の管理に不備があり、定刻までに試合開催に必要な書類を提出することができず、リガーレ東京レディースの不戦敗となりました。(0-3での敗戦扱い)
対戦相手であるFestilo様、試合を不成立としてしまい大変申し訳ございませんでした』
(http://ligare-futsal.com)
この一件については試合直後、LIGAREの秋山拓監督からこういう結果になるだろうということは聞かされていた。
ただ、確定だったわけではないうえに、笑顔笑顔のFestiloに水を差したくないこともあって、Festiloの選手へのインタビューではこのことは一切触れなかったし、それでよかったと思っている。
Festilo ♯16 藤田知子インタビュー
自分はファーにいるだけだった
Pivo! ナイスゴール!
藤田 いえいえ、あれは、もう、こぼれを詰めるだけでした。
Pivo! でも、自陣で相手のパスカットからボール奪ったのはキミだった。
藤田 でしたっけ、ははははは…。
Pivo! 相手と五分五分くらいの間合いのボールを気迫で追って…。
藤田 取った感じでしたっけ? まぁ、でも、でも、その分、ファーにミカ(♯7 村上美香)が走ってくれてたんで。
Pivo! で、奪ったあとディフェンスを引きつけておいて、その村上に振って。
藤田 振って。
Pivo! で、リターンを。
藤田 リターン、こぼれ球。でも、押し込むだけだったんで。多分キーパーがねぇ、1回触ったんですよね。で、それがいい感じにちょうどこぼれてきて。詰めるだけだったんで。
Pivo! 結果的にいいボールが来たわけだ。
藤田 そうですね。どっちにしろ、ミカのナイスファイトです、あれは、はははは…。いるだけだったんで、自分は。
Pivo! たてるねー、仲間を。
藤田 いえいえ、全然全然。ホントにもう。
リーグ終盤に4連勝!
Pivo! このチームに入って何年目?
(残り 1324文字/全文: 2863文字)
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