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無料:みんなが出したかった結果に、この2年間結びつかなかった。(Festilo 矢口和哉監督)[東京都女子1部・最終節]

 

2020年1月13日 エスフォルタアリーナ八王子
(PHOTO、TEXT・山下浩正)

 

いつものようにベンチの後方で選手の動きを見守る谷口監督だった。

 

第17回東京都女子フットサル1部リーグ2019 第15節
LIGARE TOKYO LADIES 0-3 Festilo(不戦勝)
[得点経過]=参考=
0-1 3分 Festilo 16 藤田知子

Festilo最後となる試合の前のインタビューで谷口監督は、「2年間やって結果が出なかった」ことをしきりに悔やんでいた。それ故に選手が協議の結果チームを解散させると決める前に監督辞任をみんなに伝えていたのだという。Festiloの2019年は選手にとっても監督にとっても苦悩のラストイヤーだったに違いない。

Festilo 矢口和哉監督インタビュー

監督として少しはできたのかなと

Pivo! 都リーグ活動休止の報を聞いて驚いているが、これは監督の意志でもあるのか。

谷口 いやいや、選手たちが全部自主的に運営しているので。自分が特に話し合いに加わったりとかっていうのはないですね。

Pivo! 選手の決定についてはどう受け止めている?

谷口 まぁ、チームは9年続いているんで、チーム自体はずっと続けられたらいいかなとは思うんですけど。ま、みんなが考えて出した結果なんで、しょうがないなかなとは思うんですけど。ま、どこのチームにも起こりうることかなと思うんで。

Pivo! そのとおりだと思う。特にオリンピックイヤーの今年は選手への負担も増えることが予想されるし。

谷口 まぁ、体育館の確保とかそういうのをよくいわれてるんですけど、ま、でも、実際のところはどういうふうにそれが影響しているのかわからないんで。まぁ、なんともいえないですけど。ま、でも、しょうがないかなとは思いますけど。

Pivo! 監督がこのチームのコーチングを始めて2年目。去年の立ち上がりは好調だった。

谷口 立ち上がり。まぁ。でも、やっぱ、新しく始めたことって多分みんなにとって新鮮だと思うんで。でもそれを継続させるのはどこでやってても難しいかなと思うんで。いい時間もあるし悪い時間もあるし。ま、でも、みんなにとっては、いい時間のほうが少なかったんじゃないかなと思うんで。やっぱ、みんなが出したかった結果というところには、この2年間結びついていないんで。ま、しょうがないかなって思います。

Pivo! そうすると監督としてはこのチームの活動継続を望んでいたと。

谷口 ま、それは、自分のチームに限らずどこでも、やっぱ、続けられるように各チームが進めていくのが大切じゃないかと思うので。ま、でも、チームが続くのと自分が監督続けるっていうのは、また別問題かなとも思うんで。ま、2年間やって結果が出なかったんで、みんながチームを解散させるっていう前に自分は監督を今年で辞めるっていうのはみんなに伝えてたんですけど。

Pivo! そうだったのか。

谷口 はい。ま、順番がどうとかっていうのは、チームがなくなっちゃうんで、あまり関係ないかなとは思うんですけど。

Pivo! 新しい指導法を持ち込んで彼女たちのやる気を引き出すことに集中した2年間だったと思うが、その2年間を振り返ってどうだったか。

谷口 2年間振り返って、、。う~ん。ま、やりたかったことはもっといっぱいあるんですけど、ま、でも、それは、無理くりやるものでもないんで。みんなの人数の状況とか、ま、そういうのを見ながら。なんだろな。選手が主体的にやるのが大切かなと思うんで。やらせるより、自分たちがやる、みたいなほうがいいかなって自分では考えるんで。ま、でも、それは、この2年間で少ししか変化はなかったかもしれないですけど、少しはできたのかなとは。ま、わかんないですね。結果につながってないんで。なんともいえないです。

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