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新しく入ってきた子のためにも存続させてあげたかった。(La puerta junto ladies 井上和昭監督)[北区女子リーグ]

La puerta junto ladies

監督
井上和昭
選手
♯5 田島優衣
♯6 吉井美月
♯7 中原さやか
♯8 大河原凛
♯14 野口里南
♯18 高柴八重花
♯23 小松優

2020年1月25日 東京・北区滝野川体育館
(PHOTO、TEXT・山下浩正)

 

2015年、LA PUERTA JUNTO フットサル教室からスタート

東京都女子1部リーグ所属のLa puerta junto ladiesは1月21日、チームのFacebookで「解散」を公表した。以下はその告示の全文だ。

『La-puerta-junto ladiesから重要なお知らせ!!
この度、La-puerta-junto ladiesは2020年2月2日を持ちまして、チームを解散する運びになりました。
2015年のLA-PUERTA-JUNTO フットサル教室から仲間を集め、エントランスリーグ・二部・一部と、たくさんの仲間と同じ時間を共有してきました。
そして、たくさんの方々にご協力を頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
これまで応援をして頂き、本当にありがとうございました!!
La-puerta-junto ladies 一同』

元フットサル日本代表にしてFリーグ得点王(2008-2009)の稲田祐介代表兼監督率いるラ プエルタ ジュント レディース。2015年に発足以来、順調に昇格を果たしてきたが、今シーズン途中に稲田監督が突如チームと距離を置く事態となり、都1部リーグ終了8日後に「解散」を表明した。

代表と選手からコメントを引き出すことはできなかったが、来季を見据えてシーズン終盤に就任した井上和昭新監督がインタビューに応じてくれた。

今シーズンは同じ都女子1部のFestiloが年末に「活動休止」を表明したばかりだが、それから1か月足らずで、「ドアを一緒に」のスペイン語名を持つチームも幕を閉じることになった。

◎北区女子リーグの躍動が北区滝野川体育館で観戦できます。
2月1日(土)と2日(日)、La puertaほかの勇姿をぜひあなたの目に焼き付けてください!!
(文末の予定表参照)

 

北区女子フットサルリーグ 第2節 第2試合
La puerta junto ladies 2-2 KEL amigas

KEL amigas

監督
阿久津
役員
眼目
今井
選手
♯1 徳永裕香
♯8 和田ななみ
♯10 中川紗央里
♯11 阿久津三峰子
♯14 梧桐綾
♯7 田所しほ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北区女子フットサルリーグ 第2節 第4試合
ベイブスVV 4-2 La puerta junto ladies

 

 

 

 

 

 

井上和昭監督インタビュー

様々な要因が重なった結果

Pivo!  チーム解散! というFacebookの告知を見てびっくりした。『2020年2月2日をもって』となっているが。

井上 はい、チームが参加している東京・北区女子リーグの最終日が2日ですので。代表の稲田さんも解散の時期については判断に迷ってたと思うんですけど、北区リーグに迷惑をかけたくないので、そこはしっかりやり切ってということでした。

Pivo! 去年、井上監督は代理監督として就任して。本格的には来シーズンからということでスタートした。

井上 そうです、監督としては来シーズンに向けて、ということでした。

Pivo! ところがここへきて「解散」の決定。背景に何があったのか。

井上 そうですね。僕も以前女子チームをみてたのでわかるんですけど、学生がいるために来年就活を迎える子がいるとか。チームに長くいる子が今シーズン始まったときから、今季限りでいったん競技を離れようと考えているとか。そういうことが重なったのかなぁ、っていうのはすごく感じます。

Pivo! メンバーの減少というのは「解散」の大きな要因か。

井上 そうですね、そこだと思います。例えば新しく入ってきたメンバーの数が多ければ多分それはなかったと思うんですけど。

Pivo! 監督としては何人声をかけて引き入れたのか。

井上 僕が声かけたのは3人です。で、そのつながりでもう1人、来季からいいよという子もいたので実際は4人。あとはケガから復活すればという子もいたし。ほかにも僕が無理くりお願いして入った子も土日が仕事の子がいたんで。結構そういったプレッシャーもあると、やっぱり、そこからもう一回、ヨーイドン! は簡単ではないかなと。いうところはあって。ま、しょうがないかなっていうふうになりましたね。

Pivo! チームは2015年にエントランスリーグから始まって、Facebookの書き込みにあるように都1部まで順調に上がってきて、せっかくキャリアを積んできたのに正直もったいないという印象もあるし、なんとか存続の道は探れなかったのかなとは思うが。

井上 そうですね、なので、そこは稲田さんとも話をして、できる限り存続の方向性はギリギリまで探っていって。もう本当のギリギリまで悩んだ結果なのかなとは思うので。そこはやっぱり代表の稲田さんの思いとか気持ちとかっていうのをひっくるめての決断であり、それは支持したいかなと思いますね。

(残り 3512文字/全文: 5640文字)

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