【サッカー人気4位】「待ちに待ったJリーグ再開が決まり、ワ…

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キャプテンの久保田ひとみは結果的に決勝点をアシストした。ケガで途中離脱したけど監督として評価してあげたい。(フュージョン 安東恭治監督)[関東女子参入戦]

試合中にまさかの大ケガを負い搬送先の病院から戻ってきた久保田キャプテンが「関東昇格」の賞状を掲げた瞬間、フュージョンにようやく笑顔が戻ってきた。

 

2020年2月23日 ウイング・ハット春日部
(PHOTO、TEXT・山下浩正)

 

第11回関東女子フットサルリーグ2部参入戦 1回戦
マデイラブランコ fv(千葉県) 0-3 フュージョン(東京都3位)
[得点経過]
0-1 07分04秒 フュージョン 11 加賀谷歩夢
0-2 24分24秒 フュージョン 3 菊地優花
0-3 26分33秒 フュージョン 18 鎰谷妙美

 

ベンチ入りメンバ-8人で戦ったフュージョン。前半に♯4キャプテンが負傷離脱したことから後半から前プレを封印した。

 

マデイラブランコ fvは自慢の個人技を前面に押し立てて戦ったが、絶好調の相手ゴレイラの前に得点を奪えなかった。

 

今大会最初の関東昇格が決定

関東女子リーグ参入戦最初の昇格チームは東京都第3代表のフュージョンだった。フュージョンは前半に久保田キャプテンが左足骨折という重傷で戦線を離脱する事態に遭遇する中、残るメンバーがキャプテンの穴を埋めるべく健闘し悲願の関東昇格をつかみ取った。試合終了の瞬間、目頭を押さえた安東監督は、誰よりも関東を目指して頑張ってきたキャプテンをたたえるのだった。

 

先制点の流れを追う。前半7分4秒、♯4久保田キャプテンが自陣で相手ボールを奪う。

 

マークを振り切ってドリブル開始。

 

仲間のブロックにも助けられてさらに前へ。

 

センターサークルを越えたあたりで相手セグンド目がけてシュートパスを放つ!

 

そこへドンピシャのタイミングで♯11加賀谷が飛び込みシュート!

 

先制点が決まり、キャプテンが飛び上がって喜びを表現する。

 

キャプテンのケガという緊急事態が起きたことで
後半は自分たちのプレーモデルを封印した

安東 人生初の囲み取材ですね。

Q 関東参入おめでとうございます。試合を振り返って。

安東 前半途中にキャプテンがケガで離脱した状態で。まぁ、中心選手であり、エースである彼女がいなくなる緊急事態が起きたことで、ゲームプランを変更しました、後半最初から。そのときに話したのが、自分たちのプレーモデル、やってきた前からのプレス、トレーニングしてきた形を、この試合を勝つために、キャプテンのためにも、封印して、引いて、ディフェンスで我慢しようと。で、チャンスがあれば、そこはカウンターを狙おうと。

必ずきつい時間帯は来るから、そのために体力の温存も含めてみんなで我慢しよう。で、この試合を勝とう、という話をしました。

で、それに選手たちが応えてくれたこと、勝利したこと、まずはそれが一番です。

 

先制点のおよそ1分後、マデイラの♯21多田キャプテンがドリブルを仕掛け、それを久保田が阻止に行く。

 

このとき久保田の左足首が不自然な方向に曲がり、そこへ体重が乗ってしまう。

 

そうとは知らず多田はシュートに行くが、ここも清部がブロック。

 

左足首骨折とじん帯損傷。タンカで運ばれる久保田は激痛に泣き叫び続けた。

 

Q 関東参入戦を迎えるにあたっての相手対策であったり、やってきたことは?

安東 前プレとハーフの、2種類のディフェンスを持っている優れたチームだったので。はい、マデイラさんが。そこへの対策というものはすごく時間をかけてきました。それに対して正直、あまりうまくできなかったかなぁという率直な印象はあります、自分としては。

Q ただ、前線に1人行くことで、相手の前プレは突破していたと見たが。

安東 もう少し細かく壊していく、構築していく予定だったんですが、ちょっと大味な方法になったかなというのは、正確にはビデオを観ないとわからないですけど、というのが今の印象です。

Q 得点のところを振り返りたい。マデイラは個人技が優れたチームだった。そんな中でも、ケガしてしまった久保田選手のパスを受けた11番の加賀谷選手が先制点を決めた。

安東 あれは、おそらく4番がセカンドポストに11番が入ってくると信じて出したボールだと思います。なので、そこにピンポイントでボールが来たっていうタイミングだったところであった、セグンドのゴールかな、と今の印象では思います。

Q その後、キャプテンの負傷もあって向こうが攻めてきた部分があったが、ゴレイラの清部選手が大活躍だった。監督から見てどんな印象だったか。

安東 清部は今シーズン一番よかったと思います。というか、今までフュージョンでやってきた中で一番よかったと思います。参入戦が決まってからそういう準備をしてきたので。そこは彼女が頑張ってきた成果だと思います。

Q 試合では4番の久保田選手が退場した分、3番の菊地選手がその穴を埋めるような、キレキレなプレーを見せた中で、後半、相手のタイムアウト明けに出してきたミドルシュート。あれは、タイムアウトから攻めていこうという意思統一をしていたのか。

安東 いや、逆です。そこは、パワープレーをやってくるかもしれないという話で、そこへの準備と時間帯で、正直さらに我慢しながらの展開になるだろうと伝えました。

(ここで大会本部からフュージョンの関東リーグ参入を賞する表彰式を執り行う旨の連絡が来たために囲み取材は一時中断)

 

キャプテンに代わってゴレイラの清部が賞状を受け取った。メンバーに笑顔は見られなかった。

 

守備の組織を整えるためのタイムアウト

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