PKって、狙いすぎて外したときに絶対後悔する。だったら思いっきり蹴ったほうが納得がいく。（PSTCロンドリーナヴァレンチ奥村敬人監督）［関東女子参入戦］

2020年03月09日 18時20分　
カテゴリ：都道府県 • 都道府県女子リーグ • 関東女子リーグ
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♯15新山のシュートがブザービーターでゴールインと判定された瞬間、ロンドリーナの歓喜が爆発した。

2020年２月23日ウイング・ハット春日部
（PHOTO、TEXT・山下浩正）

第11回関東女子フットサルリーグ２部参入戦１回戦
PSTCロンドリーナヴァレンチ（神奈川県２位）　２-２（PK３-１）　ブラジニアフットサル・レディース（栃木県）
［得点経過］
０-１　06分26秒　ブラジニアフットサル・レディース　11 小倉杏梨沙
０-２　24分35秒　ブラジニアフットサル・レディース　10 新屋亜莉沙
１-２　25分29秒　PSTCロンドリーナヴァレンチ　22 膳棚郁穂
２-２　29分59秒　PSTCロンドリーナヴァレンチ　15 新山ひかる

ブザービーター→ドロー→PK戦→勝利

関東昇格を懸けたトーナメント戦だからこそ起こる珍事か。試合終了のブザーと同時に撃たれたロンドローナ♯15新山のシュートが決まる。

一瞬の静寂の後にレフェリーの腕がセンターサークルを指し、ロンドリーナの歓喜が爆発する。絵に描いたようなブザービーター。ドラマはそれだけでは終わらない。このゴールでスコアは２-２となり、試合はPK戦へと突入、勝利したロンドリーナは、３月１日の２回戦へと駒を進めた。

同点弾を決め、その直後のPK戦で１点目を決めた新山はこう語った。

「同点弾はキックインからのボールをゴールに向かって思いっきり蹴ったら入りました。12月の後半に、県リーグで肉離れを起こして１月の中旬にギリギリで復帰したんで、今日もちゃんとはプレーできてないんですけど、思いっきりプレーしたから最後の点が決まったのかなって思います。一番手で出たPK戦では、自分の特徴は強いシュートなんで、思いっきり蹴って決めました」

２-２で突入したPK戦、先攻のロンドリーナ♯15新山が思い切りよく右足を振り抜きゴール左へ突き刺す。