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こっちの強みは3セットつくれること。(AOH ♯22 小田智之監督兼選手)[関東2部参入戦]

入替戦に進んだAOH。

 

2020年2月23日 ウイング・ハット春日部
(PHOTO、TEXT
・山下浩正)

 

ベスト4止まりとなったFC クラッキ。

 

第22回関東フットサルリーグ2部参入戦 Aブロック1位決定戦
AOH(埼玉県) 9-5 FC クラッキ(山梨県)
[得点経過]
1-0 01分31秒 AOH 20 永妻昂久
2-0 16分17秒 AOH 14 青木克
3-0 17分30秒 AOH 14 青木克
4-0 18分40秒 AOH オウンゴール
5-0 22分21秒 AOH 22 小田智之 
6-0 24分04秒 AOH 88 茅野雄一郎 
7-0 24分20秒 AOH 5 秋元佑介 
8-0 24分54秒 AOH 7 圓山雄規
8-1 25分23秒 FC クラッキ 18 ラモス ルイス
8-2 31分39秒 FC クラッキ 6 志村亮
8-3 32分54秒 FC クラッキ 17 吉岡純 
8-4 35分33秒 FC クラッキ 17 吉岡純 
8-5 35分58秒 FC クラッキ 19 志村彰哉
9-5 38分55秒 AOH 14 青木克

 

「友情」をチーム名に掲げたチーム

エーオーエッチは、
A:スペイン語で友情を意味するAmista
O:監督兼選手の♯22小田智之
H:♯10平野公規選手(FC クラッキ戦はベンチ外)
の頭文字を並べたシンプルなネーミングのチームだ。
小田が関西のトップチーム、SWHから地元・埼玉へ戻ってきた4年前に、アルディスタ埼玉時代からの同い年(35歳)の親友・平野と立ち上げたチームで、2人の友人が集まってできただけに平均年齢は32歳と高い。
競技系のフットサルチームといえば埼玉に限らず、どこの地域も人材の確保に腐心しているというのに、AOHは創設4年とキャリアが浅いのにもかかわらず22人もの登録選手を擁している。それもこれも友情=仲間との信頼を旗印に活動する小田と平野の人望ゆえだが、この中から今大会も14人をベンチ入りさせ、なんと、第1、2試合とも3セット回しで臨んでいる。少人数チームにはうらやましい限りだ。
参入戦2試合+関東昇格を決める入替戦までの計3試合を想定した構成だが、今回対戦した平均年齢21.6歳と若いFC クラッキ(11人)が第1試合で自慢のドリブルで相手ゴールを脅かす戦法で足を使った結果、3セット回しのAOHの前にフィジカル差を主要因に敗退している。
人数が多ければいいというわけではない。勝利するためには得点力のある戦力が求められる。AOHは監督の小田、副代表の秋元佑介らベテラン勢が選手兼任でコーチングに経験を生かす一方、スピードのある、
♯14青木克(第1試合で先制・決勝点、第2試合ではハットトリック達成)
♯20永妻昂久=県リーグMVP=(第1、2試合連続ゴール)
がきっちり役割を果たしている。
勝者の情報に偏ってしまったが、勝つということはこういうことだろう。

 

県リーグMVPの実績どおり活躍した♯20永妻。

 

プレーイングマネージャーの♯22小田。

 

後半5分からパワープレーを始めたFC クラッキは5連続ゴールで追撃した。

 

相手は昨日人数が少ない中で戦った

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