勝って関東昇格するために勝負所でロングボールを投げました!(バジェーナブランカ城北レディース 川﨑康裕監督)[関東女子参入戦]
2020年3月1日 ウイング・ハット春日部
(PHOTO、TEXT・山下浩正)
第11回関東女子フットサルリーグ参入戦 6回戦
PSTCロンドリーナ ヴァレンチ(神奈川県2位) 2-3 バジェーナブランカ城北レディース(東京都2位)
[得点経過]
1-0 03分15秒 PSTCロンドリーナ ヴァレンチ 9 草柳里夏
1-1 05分34秒 バジェーナブランカ城北レディース 11 高橋海友
1-2 15分51秒 バジェーナブランカ城北レディース 11 高橋海友
1-3 25分38秒 バジェーナブランカ城北レディース 11 高橋海友
2-3 28分20秒 PSTCロンドリーナ ヴァレンチ 15 新山ひかる
高橋のハットトリックで昇格を決めた!
「『今日はミユにかかってるよ!」』って言ったんです。そしたら今日、爆発した。これにはもうみんなも驚いてます。本当にミユの日になっちゃいました」(川﨑監督)
チームのポイントゲッターがハットトリックで関東昇格を決めた試合。その背景には監督の戦術がものをいっていた。喜びがあふれる中で川﨑監督に試合の“真実”を聞いた。
東京都2位の資格で関東参入戦に臨み一発で昇格を決めた城北レディース。
神奈川県2位で臨んだPSTCロンドリーナ ヴァレンチは1回戦で勝利しながら涙をのんだ。
最初に試合を動かしたのはヴァレンチだった。♯9草柳がボールカットからフェイントで中へと切り込み。
個を生かしたいつもどおりの戦いを指示
Q 最初から攻撃的にいった印象があったが、実際はどうだったのか。
川﨑 逆ですね。最初、先制して、で、守備から入ってショートカウンター、っていうイメージでしたけど、全然それは崩されて。回さざるを得なくて。
Q 相手が引いてきたのもやりにくかったか。
川﨑 それは想定内でした。ただ、言い訳になるんですけど、横(タッチラインの外)に空間があると距離感がつかめなくなるんですよ、うちの選手は。というのは、横が広く感じて、コート広く感じてしまって。そこがうちの今日の課題だったんですけど、1点獲られた瞬間にさらにちょっとずつ距離感がすごく中途半端に遠くなっちゃって。
それは後半、立て直すことができたと思うんですけど、前半なんか点数獲るまではそんな感じでした。
Q そんな中での逆転。そこへの具体的な指示はあったか。
川﨑 いつもおどりです。まず、いつもどおりやれっていうことと、この子たちが持っているサッカーのポテンシャルは個の部分でかなり勝っている自信はあったので、いつもどおりやりなさいと。あと、シュートの本数が多かったんで。そこは減らさずいこうということはいい続けました。
Q いよいよ来年は念願の関東リーグになる。抱負を聞かせてほしい。
川﨑 う~ん、今はやっと行けたっていうのが正直なところで全然イメージしてないんですけど、ま、行ったからには、今回上4つが抜けるってことなので、3位以内は目標として掲げたいなと思ってます。
そのおよそ2分後、ゴレイラ♯1宮村のロングスローをハーフ付近で受けた♯11高橋がドリブルを仕掛け最後は相手ゴレイラをかわしてゴール、同点とした。
城北のゴレイラ、宮村は強肩を生かしたロングスローから2つのゴールを演出した。
城北・高橋の2点目のシーン。キックインからのパスを受けマークをかわしてゴレイラと1対1に。
ボールはゴレイラの体をかすめて狭いニアを突いた。ストライカーらしいゴールだった。
監督になって6年、フットサルを教えて3年
Pivo! 改めて話を聞きます、昇格おめでとうございます!
川﨑 ありがとうございます(笑)!
Pivo! ずっと、選手を高いステージへ連れて行きたいといい続けてきたが、ようやく念願がかなったが、今の心境は。
川﨑 そうですね。監督になって5、6年になりますけど、フットサルをやっと教えるようになって3年ぐらい。それまではサッカーのポテンシャルでっていうのをずっといってたじゃないですか。だからフットサルを教えて3年目にしてここまで来たっていうところですね。
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