僕は前プレやってもフィジカル落ちないチームつくりたい、それをフィジカルコーチとやってる。(眞境名オスカー・リガーレ東京監督)[関東1部]
2020年9月5日 東村山市民スポーツセンター
(PHOTO、TEXT 山下浩正)
代役GK、♯9三ヶ尻が守るゴールにシュートを撃つ♯14米谷。米谷は開始12秒、右コーナーキックからのリスタートをダイレクトで先制ゴールをたたき込んだ。写真左奥はファイルの正ゴレイロ♯1高橋。
リガーレのゴレイロは両チーム最高齢40歳の♯53柴田。安定感抜群のプレーを披露。
13分過ぎカットインからシュートを放つ♯19大薗。そのシュートのこぼれを♯4碓井が押し込んで2点目。
第22回関東フットサルリーグ1部 Powered by PENALTY 第1節
ファイルフォックス八王子 0-9 リガーレ東京
[得点経過]
0-1 00分48秒 ♯14 米谷悟
0-2 06分09秒 ♯4 碓井孝一郎
0-3 06分59秒 ♯19 大薗諒 [PK]
0-4 10分40秒 ♯19 大薗諒
0-5 25分19秒 ♯4 碓井孝一郎
0-6 29分31秒 ♯7 岡﨑大地
0-7 29分59秒 ♯18 足立竜
0-8 32分17秒 ♯5 田嶋健一
0-9 39分59秒 ♯14 米谷悟
ファイルの高橋はチームがリガーレにPKを与えたときのみゴールの前に立った。
PKキッカーは大薗。大薗はこの日2ゴール2アシストの大活躍。
ファイル大敗の要因は正ゴレイロの負傷欠場
ケガで欠場した高橋康奥の代わりにゴールを守ったのは本来フィクソの三ヶ尻翼。急遽代役を務めたとはいえ、つらい思いをしたに違いない。それにしても零封負けをした点はファイルのフィールドに責任ありだ。要因はリガーレのオスカー監督が言うように「前プレがはまった」としかいいようがない。見ていて、ファイルのパスミスが目立った。両チームにとって忘れなければいけない結果だが、特に勝ったリガーレは緩みにつながりかねない。ところが、試合の3日後に次の段階に上げるためにフィジカルを追い込むトレーニングをしたという。オスカー率いる今季のリガーレは一味違う。
前プレがよくはまった
Pivo! 試合を振り返って。
オスカー 今回はいろいろあったけど、ファイルには、リガーレから♯10岡野(健)と♯19森(脩)という2人抜けた選手が行ってて。まぁ、選手たちのモチベーションは高いんですね。負けたらやばいと思って(笑)。僕もそういうメンタルつくらなければいけない、1つね。そこにもチャレンジしないといけないし。
まぁ、なぜ勝ったかっていうと、約束どおりできた。必ず前プレしましょう。うまくいかなかったときに前プレで取り返すのを必ずしましょうと。
Pivo! トランジションで奪われたらすぐに奪い返そうと。
オスカー そう。これ、練習中よりよくできたと思う。練習試合のときはうまくできなかったね。僕は(自分の実績に対して)別に自慢はしたくないし。自慢してもいいのは、(開幕前にリガーレに在籍していた森岡)薫ぐらいかなぁ。自慢がない僕らはチェレンジしようよ。これから新しく歴史つくりましょ! みんなまだ何もないでしょ。全国大会とか、タイトル獲ってないじゃないですか。じゃあ、チャレンジのチームじゃん。そういう話をして試合に入ってもらったんですね。
Pivo! リガーレにとって幸運というべきは、オスカーがツイッターでも書いていたけど、ファイルは正ゴレイロがケガで出られなかった。
オスカー ♯1高橋ね。そう。
Pivo! 第2ゴレイロも登録が間に合わなくて。
オスカー そう、(出たのは)フィールドプレーヤーですね。普通のディフェンス。それは選手たちも知ってた。それ、大きい。
チーム6点目をダイレクトで豪快に蹴り込んだ♯7岡﨑。仲間の祝福を受ける。
大薗のシュートパスを体ごとファー詰めする♯18足立。両チームで最も若い21歳だ。
チーム8点目が決まり相手がパワープレーに出たタイミングでリガーレはゴレイロを♯21藤原に代える余裕を見せた。
大量得点を示すスコアボードの前で健闘をたたえ合う♯5田嶋らリガーレの面々。
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