デジタルピヴォ! プラス

ビークス初勝利! 「練習でしつこくやってる形で得点を奪ってくれたので、選手たちに感謝です」(ビークストーキョーレディース監督 森脩)

先制ゴールを決めた♯8須佐美を祝福するビークスの1stセットのメンバー。

 

2020年11月1日  駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
(PHOTO、TEXT 山下浩正)

 

第11回関東女子フットサルリーグ2020 Powered by PENALTY 第6節
フォレストアネックス 0-2 ビークストーキョーレディース
[得点経過]
0-1 36分12秒 ビークス 8 須佐美薫
0-2 37分18秒 ビークス 8 須佐美薫

 

この勝利で最下位を脱出したビークストーキョーレディース。

 

リーグ序盤の勢いを取り戻したいフォレストアネックス。

 

守備の危険なシーンに声を張り上げる森監督。

 

これだけ映像を観たことはなかった

「僕自身、これだけの映像を観てきたことなかった」と、湘南ベルマーレやデウソン神戸でプレーした元Fリーガーの森脩監督は語った。「映像を観てイメージをして練習・試合に臨むって改めて大切なことなんだなって気づきました」とも。選手に専念しているときにはなかった体験だった。その映像分析から選手を指導した形をやり切って奪った2ゴールで今季初勝利をつかみ取った。それだけに喜びもひとしおだったようだ。「今回1勝できたことは僕自身もうれしかったが、それ以上に開幕戦から4戦連続で1点差で負け続けてたことに目を向けたい」と足元を見つめ直す監督に改めて話を聞いた。

相手のエースに仕事をさせなかった

Pivo! フォレストアネックスはハーフに引いて相手を呼び込み、16歳の10番市川を中心とするカウンターを発動するチーム。そのアネックスを相手に前半0-0で折り返したが、この辛抱強く耐えた前半を振り返ってほしい。

 アネックスさんの守備はハーフでゾーンディフェンスで守りつつ、タイミングを見て強く連動してプレスを掛けてくるっていう印象を映像等で受け、

攻撃は10番の選手中心にドリブルやワンツーで攻撃をフィニッシュまで行ける能力が高いチームと感じてました。

VEEXでは攻撃はゾーンディフェンスで守ってるライン間でボールをもらうこと、飛ばしてピヴォに入れることをしつこくしていく、

守備では高い位置で相手にプレーさせないために、前から連動してプレスを掛け続けることを意識して取り組みました。

アネックス戦に限らず、今シーズンはできるだけ失点を最少に抑えることを目標に掲げているので0-0で終われたのは選手たちがよく集中してディフェンスをしてくれたなって思ってました。

 

相手のエースの突破をフィールド4人全員で止めに行く。

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