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落ちるかもしれないけど、その中で競技フットサルを続けられるのは幸せだ。(FUTURO ♯14 上村周一郎)[東京都2部]

敗戦に肩を落とす上村周一郎らFUTUROの選手たち。

 

2021年2月27日 MFP 味の素スタジアム
(PHOTO、TEXT 山下浩正)

 

東京都フットサル2部リーグ2020 下位リーグ・1回戦
Celsus Futsal 10-1 FUTURO

 

残留を懸けた下位リーグの戦い

【上位リーグ】
Diavolo S.P.F.C(A1位)
Revolution Futsal Community 千代田(B1位)
アトレチコ新宿(A2位)
FIRE FOXサテライト(B2位)

【中位リーグ】
FC DOGA(A3位)
CINtarooooo(B3位)
 LIGARE TOKYO SATELLITE(A4位)
Setagaya Futsal Club(B4位)

【下位リーグ】
Celsus Futsal(A5位)
府中アスレティックユース(B5位)
蹴球狂の詩(A6位)
FUTURO(B6位)

A、B、2グループに分かれて戦った東京都フットサル2部リーグ2020・前期リーグは昨年12月27日に幕を閉じ上記のとおり順位が決定した。そして迎えた2月27日の後期リーグ、FUTUROはCelsusと1回戦を戦った。勝てば残留だったが、敗退し翌28日、既報のとおり蹴球狂の詩との11位、12位決定戦に臨むことになった。27日の試合後、チームの重苦しい雰囲気の中でFUTUROのリーダー、上村信之介の実兄・周一郎が取材に応じ、競技フットサルへの愛着を語った。

 

遊びの試合とは1点の重みが違う

Pivo! 改めて試合を振り返ってほしい。

上村周 (このタイミングで)コメントですか(笑)!?

Pivo! 前半4失点してしまったが、せめて後半最初に1点獲りたかった。

上村周 獲りたかったし、せめて前半に、1本入れば流れが変わるところだった。でも(チームは)そんなに練習もしてないんで。

Pivo! 今日の試合が直近の練習から2か月ぶりだったって?

上村周 そうです。ま、それなんで、まぁ、しょうがないといえばしょうがないんですけど、いつもんどおりの守りをしててもそんなに崩されて点は獲られてなかったんですよね。それなんで4点入っちゃったけどそんなに悲観する獲られ方でもなかったんで。ただ、結果4点入っちゃうと後半行かざるを得なくて。相手のほうが若いし強いし速いっていうのはわかってたんで、やっぱりいいようにやられちゃいますよね。

だからうちが1本獲れれば流れが変わっただろうし、その中でも前半もチャンスがちょろちょろあったりしたんで。ああいうのが入ってたりするともっといい試合になったとは思いますけど。

Pivo! チャンスは確かにあった。

上村周 チャンスはありましたね。ただやっぱりそこら辺ですかね。ま、あとは、山下さんわかると思うんですけど、ベテランでフットサルを知ってる人と経験の浅い人というのがいて、正直その(浅い)人が一枚入るだけで全部が崩れちゃう、フットサルって。結局そこの底上げができてないっていうのが、、。だから相手が多分スカウティングをしてるとしたら、このメンバーのときはあんまり行けないなとか、あるじゃないですか。そういうのもあって、当然敵を相手を見ながらなんで、これだったらっていう感じになると結構来られちゃう(苦笑)。

ま、でも、チームは少ない人数でやってるんで少しでも出て、負けてても少しでも出て経験というかピッチでやるっていうのも、今までやったことないわけですから、ちょっとでもやってっていうのはやっぱりあるんで。勝つことも大事ですけど、このチームでやれてるっていう喜びもあるんじゃないですか。ま、あとは僕はこの歳なんで。強いチームでやりたいっていうよりは特にないし。

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