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僕、耳が聞こえないから周りに助けてもらうっていうのはおかしい!(FUTURO ♯5 船越弘幸)[東京都2部]

 

2021年2月28日 青梅市総合体育館
(PHOTO、TEXT 山下浩正)

 

東京都フットサル2部リーグ2020 後期・11位、12位決定戦
FUTURO 1-2 蹴球狂の詩
[得点経過]
2分 蹴球狂の詩 #25 山藤荘弥
3分 蹴球狂の詩 #20 高橋怜聖
17分 FUTURO ♯8 萩原佳孝
(前後半15分ハーフ)

 

 

試合当日に大阪から都内の試合会場へ個人遠征

コロナ禍でもとよりチーム練習が少ないうえに、例え平日夜にあったとしても東京まで行けない。結局2020シーズンに行けたのは3回のみ。あとは試合当日に大阪から都内の試合会場へ個人遠征する日帰りぶっつけ本番だ。その結果、付き合いの長いベテラン選手はいざ知らず若手と耳の不自由な自分とのコミュニケーションは限りなく難しい。それが船越弘幸の前に立ちふさがる厚い壁だ。だからといって周りに助けてもらうつもりはないと船越ははっきりと口にした。むしろ自分から動いてボディランゲッジなどを駆使してコミュニケーションを深めていくのだという。最終節後に来シーズンへの覚悟を聞いた。

 

若手は僕の状況がわかってない、でも、、

Pivo! いきなりだけど来季はどうするのか。

船越 来季ですか、こういう結果になったので、切り替えます。

Pivo! 切り替えて?

船越 続けます。

Pivo! おお、すばらしい! ということは大阪から通い続けると。

船越 そうですね、はい。

Pivo! 今年の1年間を振り返って自分のプレーはどうだった?

船越 やっぱり今年はコロナの関係もあって練習もほとんどなくなっ。ほとんど(地元の)大阪で練習やってから当日、試合に行くっていう日がほとんどだったんで。 

Pivo! 地元で知り合いのチームで体を動かして。

船越 そうですね。大阪で元Fリーガーの松宮(充義)くんとサダ(定永久男)くんがやってるクリアドールフットサルクラブで練習に入れてもらって。あとは個人で走ったりとかしたけど、でもボール蹴る機会はあんまりないんですよ。

まぁ、こういったら言い訳になるんですけど、チーム(FUTURO)の連中もコロナの関係でできてないから同じやと思うんで。そこで試合に入ってどう合わせるかが大事だと思うんですけど。かみ合わなかった部分も大きかったと思うんですけど。

 

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