デジタルピヴォ! プラス

それでもやってたいって思わせるスポーツ。(FUTURO ♯16 信濃啓象)[東京都2部]

 

2021年2月28日 青梅市総合体育館
(PHOTO、TEXT 山下浩正)

 

東京都フットサル2部リーグ2020 後期・11位、12位決定戦
FUTURO 1-2 蹴球狂の詩
[得点経過]
2分 蹴球狂の詩 #25 山藤荘弥
3分 蹴球狂の詩 #20 高橋怜聖
17分 FUTURO ♯8 萩原佳孝
(前後半15分ハーフ)

 

2/27のプレーオフ初戦で。

 

ヒザの負傷でゴレイロに転身

どのチームにも欠くことのできない選手はいるものだが、FUTUROの場合はまぎれもなくゴレイロの信濃啓象(41歳)だろう。府中水元クラブの時代から俊足のフィールドプレーヤーとしてならしたがヒザを傷め14年前に手術し再び悪化した5年前からゴレイロに転身。都2部残留をかけた2月27、28日のプレーオフではチームは試合終盤、連日パワープレーに出たが相手ゴールに最も近い位置に上がってシュートを狙っていたのも信濃。今シーズンは全戦にフル出場する奮闘ぶりだった。

2021シーズンはすでに開幕しているが新シーズンに話を移す前に、信濃が語る都3部降格のこと、FUTUROが伝えているフェイクを中心とするフットサルの真髄、そしてフットサルを通して深めている交友などについて耳を傾けてみよう。

 

プレーオフは2日間とも終盤のパワープレーで休む間も無く最前線に上がり勝負に行った。

 

個人個人の準備不足がもろに出た1年

Pivo! ゴレイロとして奮闘したこの1年を振り返ってほしい。

信濃 結果(3部降格という)は仕方ないです。逆にいったら、そのまんまの結果じゃないですかね、実力どおりというか。まぐれはないんで。そう思ってずっとやってきてるんで。あんときああだったらとか、それは僕らだけじゃなくてほかのチームも多分思うと思うんで。あの試合、引き分けだったら、とか、そういう負け方は多分1試合もしてないから。(開幕節で)たまたまアスレに勝っただけで。やっぱ、準備不足じゃないですか、いろんなことを含めて。このコロナが来て結局体育館とかも使えなくて練習って中で個人個人が多分準備をできてなかったってことがもろに出た1年だったと思いますね。

ま、やっぱり、練習があって初めてそこで体をっていう。例えばリモートワークとかもそうですけど会社に行ってないからそんなにやってない人が増えてるみたいですけど、(僕らも)練習の場がなければ誰にも見られてないから手抜いても別にバレないじゃないですか。だから多分それと一緒で、自分たちでやっといてね、動いといてね、っていっても、やっぱり一回楽を覚えちゃったら、ひょっとしたらそれは多分無理なんだろうなと。

だから練習ない分、個人で走ったりとか筋トレしたりとかそういうことがやってなかったんじゃないかなっていう。わかんないですけどね。やってたっていわれればそれまでですし。

ま、あとは主力っていったら変ですけど、それこそ高梨(晃一)だったり大柴(和正)だったり、

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