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[緊急報告]関東リーグはコロナ禍で消化試合数にばらつきが出る中、最終順位をどう決めるのか!?

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(PHOTO、まとめ 山下浩正)

 

関東フットサルリーグは、男子1部リーグ、同2部リーグ、女子リーグの3カテゴリーを管理運営している。ここで取り上げる問題は全カテゴリーに共通するものだがそれを記事としてまとめようとすると複雑を極める。そこで僕が今季主に取材に当たっている女子リーグをモデルケースとして取り上げることとした。

 

公平性を確保するため「勝ち点率」を採用

関東女子フットサルリーグは今季、コロナウイルス感染拡大防止のために8、9月の丸2か月間・全13節を開催中止としたことはご存知のとおり。

この結果、開催中止の節数が各チーム一律でないこと、それ以前の消化試合数に差があることから、リーグ終結時の最終消化試合数にばらつきが出ることが明らかになった。
消化試合数がばらつく中で、リーグはどう順位を決めていくのだろうか、僕の中で疑問が湧いた。

では、どれだけばらつきがあるのか、論より証拠、まずは10月2日第8節までの各チームごとの消化試合数と、それ以降の残り予定試合数を同リーグのHPから抽出してみよう。
消化試合数は同リーグHPの「順位表」を見れば一目同然だし、残り予定試合数も「日程・結果」をチェックすればわかる。
その結果が以下の表だ。

▪️消化試合数と残り予定試合数ほか
 ※<消>は10/28節終了時の各チーム消化試合数、<残>は10/16第9節以降の残り予定試合数、<計>はチーム別リーグ消化合計試合数/冒頭の数字は10/2第8節終了時の順位

1.アンビション   消3+残4=計7
2.城北       消3+ 4=計7
3.アニージャ    消2+ 5=計7
4.ヴィエント    消4+ 4=計8
5.タパジーダ    消3+ 4=計7
6.ビークス     消5+ 4=計9
7.カフリンガ    消4+ 4=計8
8.フュージョン   消3+ 4=計7
9.マデイラ     消3+ 5=計8
10.ドリーム   消4+ 4=計8
11.アネックス  消4+ 4=計8

9~10月初旬以降のコロナウイルス感染者数の減少傾向からして第9節以降は日程どおり開催されるものとの前提から出した数字だが、ご覧のとおり計7試合のチームと計8試合のチームが各5チーム、そしてビークスのみが計9試合とばらつきが明らかだ。

これだけばらつきがある中、リーグはどう順位を決めていくのだろうか。
僕は率直にリーグに尋ねた。
その結果、返ってきたリーグの回答は、

「関東は現在の残り節を消化し、今年度の暫定順位とする」

ただし、

「消化試合数にバラつきが出た場合は勝ち点率で計算する。
勝ち点率の計算は昨年度の女子Fで日本連盟が採用したものに準拠する」

「勝ち点率」!?
聞きなれない言葉が出てきたぞ。
これは何かというと、内容は極めてシンプルで、

「全日程を消化しなかった場合や試合数に不均衡が生じた場合は勝ち点率(勝ち点÷試合数)によりその順位を決定する」

というもの。
具体的な例を現在首位のアンビションに求めると、

勝ち点消化試合数3=勝ち点率3

ということなのだ。
以下に勝ち点率一覧を出してみよう。

▪️勝ち点率一覧とそれをベースにした仮の順位
1.アンビション   9÷33  1位
2.城北       9÷33  1位
3.アニージャ    6÷23  1位
4.ヴィエント    6÷41.5      5位
5.タパジーダ    6÷32      4位
6.ビークス     6÷51.2      7位 
7.カフリンガ    4÷41       8位
8.フュージョン   4÷31.33    6位
9.マデイラ     3÷31       8位
10.ドリーム   3÷40.75  10
11.アネックス  0+40        11

ご覧のとおり、サッカーパワーで補強してきた上位3チームが勝ち点率1位で並んでいる。
この場合は、従来どおりの順位決定方法である、勝ち点合計で決める。勝ち点合計が同じ場合は、以下の順序により決定する。
(1)リーグ戦全試合の総得失点差
(2)リーグ戦全試合の総得点数
(3)当該チーム間の対戦成績(イ:勝ち点 ロ:得失点差 ハ:総得点数)

しかし、リーグ全体で考えた場合、消化合計試合数が違う中で上記の方法で決めようとすれば不公平感がぬぐえない。ではどうするか。
従来方式の優先順位はこのままで、各々のデータを勝ち点率と同じ方法で数値化するのだ。

つまりリーグは、消化合計試合数の不均衡が出た際に備えて(今後出る可能性がないとはいえない)、
総得点÷試合数=総得点率(仮称)
総失点÷試合数=総失点率(仮称)
を算出し、その数値で優劣をつける、という方式を採用したのだ。

上位3チームの第8節までのデータを例に具体的に見てみよう。
(総得点÷試合数=総得点率《仮称》)ー(総失点÷試合数=総失点率《仮称》)=総得失点率《仮称》

・アンビション (14÷34.67)ー(7÷32.33)=2.34 2位 
・城北     (12÷3=4)ー(6÷32)=2 3位
・アニージャ  (14÷2=7)ー(2÷2=1)=6 1位

3チームは勝ち点率で並んでいたが、その先のデータを数値化すると、優劣がハッキリする。

勝ち点率の役割を理解していただけたと思う。

残る6節で展開される優勝争いの行方

ここまでは消化合計試合数に不均衡が生じた際に備えた策を見てきた。
ここからは残された現実の戦い、それも上位3チームを対象として優勝争いに目を移そう。激しい勝ち点の奪い合いで順位が大いに変動することが予想される。
例えば、第12節には以下のとおり第8節終了時で躍進著しい第1位のチームと2連覇を狙う同第3位のチームの“直接対決”が控えている。

<第12節 2021/11/27 (土) 足立区総合スポーツセンター 14:20 アンビション vs. シュートアニージャ>

残り予定試合数で並んでいる限り、勝ったほうが勝ち点率で断然有利になるし、もし万一ドローに終わり勝ち点1を分け合った場合、ともに勝ち点率首位の座から撃沈の可能性もある。
代わりにUボート(←古い! )のごとく急浮上が予想されるのが城北だ。第10節以降格下との対戦4試合を残すのみ。断然有利に見える。だが、格下と山下に断定されたチームが黙っているわけがない。城北相手に死に物狂いで戦いを挑んでくる。山下が火をつけなければと逆恨みされかねないが、それほど残る試合から目が離せないということだ。残り6節、どんなドラマが待っているのだろうか。

以上が関東フットサルリーグの回答を元に当サイトの意見を加えて最終順位決定方法を整理したものだが、取材に応じてくれたリーグのある理事はこう語っている。

「正直、正解が分からず何をやっても公平性を保つのが困難で、(勝ち点率の採用は)苦渋の決断になったと感じています」

チームも選手もメディアも、リーグの苦悩を無にしてはならないと感じた。

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