[関東女子の監督に問う! 2021はどんな1年だった?]試合後、勝利して喜ぶ選手の姿を見るときだけは監督やっててよかったと感じる。 (アンビション 小坂雅和監督)
(PHOTO、まとめ 山下浩正)
アンビションは今シーズン、まさに台風の目といっていい存在だった。昨シーズン、屈辱の最下位(9位)に終わると11チームが駒をそろえた新シーズンに新監督として東京都1部NEOで選手兼任監督を務める小坂雅和を迎える。選手も全国大会を経験しているサッカーからの転向組を中心にほぼ半数を一新、フットサル経験は浅いが持ち前のフットボールセンスで突き進み第11節まで5戦全勝と開幕ダッシュに成功する。そして第12節。前節で消化試合数で並ばれ得失点差で首位を奪われたシュートアニージャとの直接対決を迎える。勝てば全勝優勝に限りなく近づく運命の一戦は、しかし、無念の敗退。関東昇格2シーズン目を5勝1分け1敗・勝ち点16、3位に終えている。この激動の1年を小坂監督はどう振り返るのか。チーム愛に満ちたコメントに耳を傾けよう。
厳しく付けるなら100点満点で10点
Pivo! 今シーズンは監督にとってどんな1年だったか。1年の成果を100点満点で数値化してほしい!
小坂 今シーズンは女子カテゴリーのチームを初めて指導させていただき、個人としては今までにない多くの経験ができました。
コロナ禍でレギュレーションが大きく変わり、全チームと対戦することができずにすべてにおいて満足いくシーズンではありませんでしたが、試合ができる喜びを改めて感じることができました。
チームを数値化することは非常に難しいですが厳しく付けるなら10点です。
まずはチームで決めた目標からは程遠い結果となってしまいました。
目指していた結果が100点とすると、昨シーズンよりも結果がよくなったという部分だけは評価できると思うのでこの点数です。
「正直、全試合が今季のベストバウトだし、全ゴールがベストゴールに値した」
Pivo! 監督にとって今季のベストバウトは何節の試合か、そしてその理由は?
また勝ち負けに関係なく、“ああ、監督をやっててよかったぁ!”としみじみ感じたのはどんなシーンだったか?
小坂 正直全試合がそれに値すると思っています。
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