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[関東女子の監督に問う! 2021はどんな1年だった?]最も悔いの残るさい配は最終節マデイラ戦、全員出してあげることができなかった! (バジェーナブランカ城北レディース 川﨑康裕監督)

 

(PHOTO、まとめ 山下浩正)

 

6人のベンチウォーマーを出した最終節

高校サッカー部時代から指導してきた選手が多いこともあって川﨑監督は試合中だろうとなかろうと『ばか』だ『下手くそ』だと今どき珍しい一昔前の体育会系っぽい言葉を選手に浴びせる。男女を問わずフットサル界では絶滅危惧種的な存在だが、だからといって荒っぽいだけの関係かというと、これがとんでもない。ば声は選手も認める監督流の潤滑油であって実際は選手の自主性を尊重し誰よりも選手をいたわる監督だ。その一例が「今季、最も悔いの残るさい配をしてしまった試合は?」との問いに、監督は「全員出してあげられなかったマデイラ戦」と即答している。珍しく結果にこだわるあまりに6人ものベンチウォーマーを出してしまったことに自らのさい配を強く反省しているのだ。そういう監督でなければ昨季7位に終わったチームに4人もの新加入選手が来ることはないだろう。そして年初に立てたチーム目標の「リーグ3位以内」をクリアし準優勝したことも、なかなかできることではない。その川﨑監督が例によって短目の言葉で1年を振り返る。

 

スローガンの『ハッピーフットサル』を全員で体現

Pivo! 今シーズンは監督にとってどんな1年だったか。1年の成果を100点満点で何点か数値化してほしい!

川﨑 2020年同様コロナの影響もあり大変な一年でしたが昨年と比べたらかなり評価できる結果ではあると思います。

ただ、点数でいうと80点かなと。
全試合消化できて2位という順位であれば納得の100点満点でしたが上位のチームと対戦できていないのでこのくらいの点数かなと思っています。
注:優勝したシュートアニージャ、第3位のアンビションとの試合がコロナ禍で開催中止になった)

Pivo! 監督にとって今季のベストバウトは何節の試合か、そしてその理由は?
また勝ち負けに関係なく、“ああ、監督をやっててよかったぁ!”としみじみ感じたのはどんなシーンだったか?

川﨑 結果的にシーズン終わってみて思うのは初戦(注:タパジーダ世田谷戦)かなと。
内容は別としてまだ新加入メンバーがうまく合流できていない中で去年からいたメンバーが活躍しいいスタートを切れたことが今年の結果を物語っているかと思います。

監督やっていてよかったと思うところは今年は多かったですね。
うちの今年のスローガンはハッピーフットサルでした。
まずは自分たちが楽しんで納得のいくフットサルで応援してくれている観てくれている人たちも幸せにできる様にしようというのが目標でした。
選手たちはコートの中も外もフットサルではなくサッカー、ビーチサッカーをやっても楽しくボールを蹴っている姿を見て幸せな気持ちになりました。

ベストゴールというよりもスーパーゴール、それは
フュージョン戦の村岡真実の1試合連続5ゴール目!

Pivo! 監督にとって今季ベストゴールは何節のどのゴールだったか。自ら示してきたプレーモデル、振る舞いを選手が体現してくれてゴールが決まった瞬間の感情はもとより、選手名、試合の流れなどを詳しく!

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