広瀬佳歩、12歳、デビュー! 「積極的にゴールを奪いにいく姿勢が見れた」。(カフリンガボーイズ東久留米 垣本右近監督)[関東女子第5節]
開始3分過ぎ、2ndセットの一員として関東の舞台に立つ。後方でキャプテン小栗が心配そうに見守っている。
2022年7月18日(日) 東京ドームスポーツセンター東久留米
(PHOTO・カフリンガボーイズ東久留米、まとめ・山下浩正)
試合前の集合写真。24歳差の戸塚理奈と隣り合わせに収まる。
試合では4本のシュートを放った。
第13回関東女子フットサルリーグ2022 Powered by PENALTY 第5節
カフリンガボーイズ東久留米 2-1 ヴィエントFC
[得点経過]
1-0 00分14秒 カフリンガ #6 志鎌奈津美
2-0 08分38秒 カフリンガ オウンゴール
2-1 39分42秒 ヴィエント #9 高崎真理子
12歳のジーニャスと日本のスポーツ文化と
広瀬佳歩と垣本監督の出会いは今から5年前の2017年4月、広瀬が2年生(7歳)のときだった。この年、垣本がフットサルコート、ケルンチュフットサルパーク花小金井をオープンし、同時に立ち上げたカフリンガJrフットサルスクールに広瀬が入会したのがきっかけだ。それから5年、広瀬が関東の舞台に立つ背景には、「学校から地域へ」という日本のスポーツ文化の指針が国から示され「3年後に部活がなくなるかもしれない」という大きなうねりが起きている。そうした流れを先取りしているのがカフリンガの下部組織づくりであり、そこから出現したのが広瀬ということになる。垣本が自ら育てたジーニャスについて語るとき、日本のスポーツ文化への言及と重なる。指導者としての熱い思いに耳を傾けよう。
2017年4月にオープンしたケルンチュフットサルパーク花小金井で。
男子とプレーするのが当たり前だったしそれが現在の彼女を支えている。
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