ニューヨーク53丁目と3番街の間に立っているとどんなことが起きるのか /ラモーンズ 「53rd and 3rd」 (久保憲司) 【ロック、こんなことを歌ってます】
新しいアーティストを紹介するコーナー「今週のヘッドハンター」で僕の大好きなディアハンターのことをたっぷり書こうと思ったらラモーンズのジョーイ・ラモーンズの話になってしまいました。
ジョーイというか、ミュージシャンの楽屋あるあるですが。みなさんももしアーティストの楽屋に呼ばれた時は気をつけてください。いや、もうそういうことはな思います。
今から書くミュージシャンあるあるは、みなさんも心した方がいい話なので、よかったら読んでください。
ミュージシャンになって、ツアーに行きだしたら、先輩から一番最初に注意される話、それは「レストランでは絶対横柄な態度をとるな」です。ツアーの多いミュージシャン、外食の時にすごく気を使います。この頃は2000人クラスのツアーでも楽屋でちゃんとしたホットミールが出るようになったので、レストランにみんなして行くことは少なくなりましたが、ミュージシャンになってまず教えられることは、レストランですこしくらいサービスが悪かろうが、食事がなかなか出てこないだろうが、「おい、早くしろよ」とかそういう態度をウェイトレスに絶対してはいけないということです。そんなことすると、ウェイトレスからツバを入れられたり何をされるか分かりません。
これ、結構大事だと思うんです。モトリー・クルーのメンバーだろうが、なんだろうが、これけっこう守ってます。音楽業界では新人が入って、レストランで偉そうにすると、「そんな横柄な態度をとるとチンカスとか入れられるかもしれないから、レストランではおとなしくしなさい」と注意するのが伝統です。
「えっーチンカスと」みんな震え上がりますね。普通の生活をしていたら、こんなこと考えないですよね。
こういうことを日本人はけっこうこれ忘れていると思うんです。日本のレストランではこんなことないだろうと思っている人がほとんどだと思いますが、絶対日本でもあると思います。レイシスト集団の在特会の桜井誠っているじゃないですか、あいつとか顔割れていますから、絶対ツバとか入れられまくっていると思います。
ヘイトとか撒き散らしていて、いいことなんか一個もないはずです。桜井誠の最後がどうなるか、とっても楽しみです、あっ、人の不幸を願うのもいけないですね。でも、最後は気が狂うんじゃないですかね。
さて、ラモーンズで気が狂う歌があるんですが、みなさん知ってます。僕が一番好きな歌です。「53rd and 3rd」という曲です。この曲を好きな人は多いみたいで、レーベル名にしている人もいます。
53rd and 3rd はNYの場所で53丁目と3番街がクロスしているところで男娼が立っていた場所で有名な所です。
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