久保憲司のロック・エンサイクロペディア

ディスクディスクロージャーの3作目『エナジー』は最強のエレクトリック・ダンス・ミュージックのアルバムになること間違いなし

 

8月28日発売のディスクロージャーの3作目『エナジー』、まだ全貌は見えてないですが、最強のエレクトリック・ダンス・ミュージックのアルバムになること間違いなしです。

今発表されている曲を聴く感じだとアフリカンな感じで、アメリカのEDMのアーティストとは違ったイギリスのダンス・アーティストらしい伝統を感じさせてくれます。

ベースメント・ジャックスなどの流れと同じですね。

デビュー作『セトル』はハウス、UKガラージ、ディープ・ハウスながらどこかレイブでトランシーな感じがバックグラウドにある感じがして良かったですけどね。

UKガラージ、ディープ・ハウスの背景にレイブがあるのは当たり前なんですけど、UKガラージ、ディープ・ハウスなどはチャイルディッシュなレイブと差別化するために生まれた音楽なんですけど、若いディスクロージャー兄弟はそんなこと気にしないかのように、いいものは全部取り入れている感じがいいんです。表層だけじゃなく、レイブの精神もちゃんと理解しているところがいいんです。

若さ、原点も忘れずアルバム毎に大人になっていく感じがいいのです。

勝手なお願いなんですけど、レイブな感じをもっと出して欲しかったなという気もしています。それは今のコロナ時代、レイブな感じを僕が欲しているからだと思うんです。

イギリスの外出禁止解除の時の若者たちが、マスクもせずにパブに繰り出した感じはレイブそのものでした。しかしあれでどれくらい感染者増えたんですかね。

日本人みたいに慎重じゃない彼らを観てると気が狂っているのかと思いますが、そういう文化の人たちなんでしょう。

 

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