RYUKYU SOCCER PRESS

【★無料公開】「早く選手たちとサッカーがしたかった」 スペインから帰国しチームに合流の喜名哲裕コーチ インタビュー

16日(水)、JFA 公認S級コーチライセンス取得を目指す喜名哲裕コーチが海外クラブでの研修を終えてチームに合流。早速スタッフとして練習に参加した。あらためて喜名コーチに今シーズンの意気込みを伺った。

 

喜名哲裕コーチ(以下、喜名コーチ):「みなさま、明けましておめでとうございます」。

Q.喜名コーチにとって今年初練習となりましたが、選手の姿を見ていかがですか
喜名コーチ:「みんなお互いの特徴を探り合いをしているなという感じはあったんですが、ミニゲームを通して個のポテンシャルが出てましたし、今年は楽しみだなというのが率直な印象ですね」

Q.選手の顔ぶれも去年はガラッと変わりました
喜名コーチ:「18人入ってきましたし、それでいてJ1、J2を経験している選手がほとんど。うちは去年までそのカテゴリーを経験している選手が少なかったのでそこは間違いなくプラスになるだろうし、去年いた選手と新しい選手が上手く融合していければ良いチームになれるかなという感じがします」。

Q.樋口靖洋監督とはどのようにコミュニケーションを取っていましたか
喜名コーチ:「そもそも去年YS(Y.S.C.C.横浜)のサッカーもそうですけど、自分も去年の琉球と似ているなという感覚もありましたし、実際に去年のオフに会ったとき、いろんなサッカーの話しをして自分自身勉強になっている。今日のトレーニングでの選手への伝え方に関しても細かいところまでしっかり伝えている部分もありますし、自分のサッカー観と近いところがあるのでやりやすいですね。ジョンソンさん(金鍾成・現 鹿児島ユナイテッドFC監督)とタイプ的に似ているかなとも感じます。サッカースタイルもそうですし、第一にボールを大事にするというところはジョンソンさんが常に選手に伝えていたことなので。これからゲームに入ってくるので、そのあたりはどういう戦いになるかというのはこれからだと思います。

Q.S級コーチライセンス取得のため、年末年始はスペインで短期留学を行いました
喜名コーチ:「2週間スペインにいて、昨日の夜に東京、今日の朝に沖縄に帰ってきました。まだ時差ボケはあるけど、ただ選手と触れ合えるのが楽しみでしたし、スペインでの2週間は自分にとって非常に良い勉強期間でした。

Q.現地ではどのようなスケジュールで過ごしていたのでしょう
喜名コーチ:「エイバルというチームに2週間研修し、チームが試合に向けてどのようなトレーニングを積んでいるのかというところを見て、実際に試合を見ました。このときはバルセロナとの対戦で(エイバルが0-3で敗戦)、メッシの(リーガ・エスパニョーラ通算)400ゴールも見ました。やっぱすごいなの一言ですね。何がすごいって、バルセロナの選手たちの攻撃に入った時のスイッチの入れ方。メッシなんてたぶん5kmぐらいしか走ってないんじゃないかな。メッシ特有の動きでもあるけど、一瞬のエネルギーの出し方とかね」。

Q.スペインから戻り、琉球のヘッドコーチとして一年を戦います
喜名コーチ:「今まではジョンソンさんとしかやってこなかったんですが、今年は樋口さんという新しい監督の下でサッカーをすることになって、自分にとっても勉強になるので楽しみですね。(今年はJ2で戦うが)去年のように連勝を重ねられるような姿を出すことは難しいとは思うけど、スタイルをぶれさせないこと。それが一番だと思うし、あとは経験ある選手も入ってきて、カズ(上里一将)とかが上手く中でやってくれれば」。

Q.沖縄の選手が入ってきたことはチームにとってメリット
喜名コーチ:「チームにとっては大きいですし、やっぱり県民もそこを望んでいるところがあると思うので、より注目されると思います。彼らがスタメンで出てくれればというところではあるんですが、ここからは勝負なので。彼らの姿を後押ししようと応援に来てくれる方も増えてくると思うし、地元でどれだけできてどういう姿を見せてくれるのか楽しみですね」。

Q.今年J2に臨むにあたり意気込みをお願いします
喜名コーチ:「J2初年度ということで、どれだけやれるかという楽しみもありますし、勝ったり負けたりという繰り返しもでてくるかと思う。その中でチームがどれだけ力を発揮できるかというのもあるし、タピック県総ひやごんスタジアムを琉球サポーターで埋め尽くしてほしいという思いもあるので、そのためには結果を残さないといけない。しっかりと自分たちのスタイルを崩さずブレずにやっていきたいなと思います。僕はずっと樋口さんをサポートし、選手も成長するようにサポートしたい思います。開幕戦のアビスパ福岡は古巣(2005シーズン在籍)なので楽しみですね」。

⇒【RYUKYU SOCCER PRESS】とは

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ