RYUKYU SOCCER PRESS

【試合後公式会見】樋口靖洋監督『われわれが今後発展していくために。今年はチャレンジの一年だった』 琉球 vs.京都(明治安田J2第40節)

<明治安田生命J2リーグ第40節> ◇11月10日◇ タピック県総ひやごんスタジアム / 7,523人 / 晴、無風、気温 24.4℃、湿度 36% / 良芝、乾燥

 

FC琉球 0-3 京都サンガF.C.

75分 庄司悦大(京都)
82分 一美和成(京都)

85分 小屋松知哉(京都)

 

 

【樋口靖洋監督 会見】

まずは、ホーム最終戦でファン・サポーターのみなさんの前で一年間の感謝を込めて喜べる試合をしたかったんですけど、(0-3と)残念な結果となってしまいました。リーグ戦40試合目にしてまたこういうゲームをしてしまったなという思いが強いです。攻める方では、ボールを握っている時間は作れたしある程度動かしたけれども、攻撃でやりきる回数があまりにも少なく、その迫力はちょっと感じられなかった。それから守備に関して言えば、上手く耐える時間を耐えながらやっていたんですが、(75分にPKで)1点目を失点してしまい、そのあと残り15分で3失点。今シーズン大量失点したときのパターンで、一回崩れると連続失点が続くと。しかも2点目(の一美和成のゴール)なんかは明らかに対応の緩さがでてしまった。そういう部分ではほんとに残念だし、今のわれわれの今シーズンをここまで戦ってきたことの積み上げがまだまだなんだなというのを突きつけられたと思っています。残り2試合でその部分を少しでも改善しながら、次につながる戦いをしていくというのが僕らに課せられた任務だと思っています。しっかりと戦っていきたいと思います。

それと、こうやって会見室でお話することも今年は最後だと思うので、ほんとに一年間ありがとうございました。私もこのクラブに来て約1年が経って、ほんとに多くの皆様に支えられているクラブだなというのを肌で感じています。行政の方、自治体の方、各市町村の方にお世話になって初めて僕らが練習できる環境がある。それから、セレモニーでも言いましたが、多分日本で一番芝生のきれいなグラウンドで一年を通して練習ができていると思います。僕もこれまでいろんなクラブに行きましたが、多分その中でも一番という印象。これはほんとに芝生を管理していただいている方々の努力によるものだと思いますし、僕らが怪我なく質の高い練習をするためにほんとにお世話になっています。あらためて感謝申し上げます。

 

そして、やはりファン・サポーターの皆様にはほんとにホーム、アウェイ問わず選手たちに大きな声援を送っていただいて背中を押していただきました。30試合ホーム負けなしというのを達成できたのもこれまでの(J3での)積み上げにプラスして、今シーズンJ2という舞台でチャレンジする中においても無敗記録を伸ばすことができたのはほんとにファン・サポーターの熱い声援のおかげだと思っています。本当ならば京都戦でもっと良い試合をして勝って応えるべきだったなというふうに思いますが、これは来年以降そういう機会をしっかりできるように頑張っていきたいと思います。

またこの一年の最後に、首里城の焼失という残念な出来事がありました。沖縄で活動するスポーツクラブである以上、私達はスポーツの面でやっぱりシンボルにならなくてはいけないなと思っています。ほんとにそういう使命感を持ってわれわれはクラブとして発展していかなきゃいけないし、良い試合そして良い結果を残して沖縄県民の皆様に少しでも明るいニュースを届けて、元気や希望を一緒に分かち合っていけるクラブになっていかないといけないとあらためて思っています。首里城の再建とともに、われわれのクラブもこれからまだまだ進んでいかなきゃいけないなと思っています。ほんとに一年間ありがとうございました。まだ(アウェイでの愛媛FC戦、ヴァンフォーレ甲府戦と)2試合残っています。そこはしっかり戦っていきますのでよろしくお願いいたします。

 

【質疑応答へ】

――今シーズンあと2試合残っていますが、ここまでFC琉球で表現できたことは

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