RYUKYU SOCCER PRESS

上門知樹 シーズン総括インタビュー(前編)『自分のプレーに確信を持てるようになった』

昨シーズンのJ3リーグ開幕戦で2ゴールをあげ、今年こそ「飛躍の年」と目されるも、それ以上の得点を生み出せなかった上門知樹。しかし今シーズン、第2節・大宮アルディージャで先発出場を果たすと早々にJ2初ゴールを記録。その後も止まることなく、積み上げたゴール数はキャリアハイの14ゴール。今年から指揮を執る樋口靖洋監督の期待に応えた。指揮官から言われ続けた「推進力を生み出せ」という言葉に自問自答する日々を送り、そして見出した14ゴールという結果は、間違いなく上門がチームのエースとなる大きなきっかけとなった。

しかしすべてが順風満帆にいったわけではない。背負ったエースの重圧。そして立ちはだかるJ2の壁。そこと対峙するにあたりどのような意識を持ってこじ開けようとしたのか。今シーズンを振り返るとともに成長した要因、そして今後に向けて、本人のインタビューを前後半に分けてお送りする。

 

 

「強い覚悟は生まれたが…」

 

――シーズンオフもボールを蹴っているそうですね

暇なので(笑)。ボール蹴っている方がリラックス出来ます。

 

――J2デビューの今年、14ゴールを決めて結果を残すことができた

去年に比べればすごくよかった部分はありますが、でも鈴木孝司選手(現:セレッソ大阪)や中川風希選手(現:横浜F・マリノス)といった主力がいなくなって(結果が)出始めたので、いなくなってなかったらこういう結果も残せなかったかもしれません。最初からもっともっと試合に絡めていれば14ゴール以上の結果を残せたと思う。結果を見れば14ゴールは良い結果ですが、全体的に振り返ると出し切ったシーズンとは言えないですね。

 

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