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RYUKYU SOCCER PRESS

【シーズン総括インタビュー】 徳元悠平 『カズさんや慎也さんが僕らに夢を与えてくれた。次は僕らがやる番だと思っています』

FC琉球は12月15日、DF徳元悠平のファジアーノ岡山への完全移籍が決まったことを発表した。

徳元は惜別の思いをクラブのHP上に残している。

「この度ファジアーノ岡山へ完全移籍することに決めました。FC琉球に関わる全ての皆さん2年間ありがとうございました。地元沖縄でプロキャリアをスタートできJ3優勝J2昇格J2初年度を戦い終えれた事を素晴らしいファン、サポーター、チームメイト、フロントの方々、スポンサー様に感謝してます。そして僕のユニフォームを着てスタジアムや練習場へ来てくださった方々に感謝しています。FC琉球の成長に負けないよう頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします」。

 

この2年間、徳元はあっという間に琉球にフィットした。大学時代に琉球の練習生として参加していた頃、センターバックでプレーしていた徳元に「左サイドバック」でのプレーを求めた金鍾成監督の一声からロマンを切り開くきっかけとなったプロへの道。水を得た魚(うお)のごとく、沖縄の地でJ3を戦うチャンスを手にした2018年シーズン、第2節・ギラヴァンツ北九州戦でプロ初ゴールを決めるなどすぐさま頭角を表し、出場した31試合すべてにおいて先発でプレー。J3優勝J2昇格を果たした中心選手として無くてはならない存在となった。

今シーズンはプロ2年目にも関わらず副キャプテンを務め、ピッチ内外での役割も担った。若手の模範となりながら、上里一将キャプテンを支えるべく先輩とのつながりを深める努力をしチームが一つになるよう図ってきた。そしていつしか、徳元を中心に選手の笑顔の花が咲き、気持ちをひとつにして戦える雰囲気が作られていき、自身の責務を果たした。

私生活でも結婚、そして第一子の誕生と、父親として戦うべき理由と守るべきものが増えた。沖縄でのプレーは居心地の良いものであったに違いない。それでも積み上げたキャリアを崩してでも、見知らぬ土地で結果を残すことで選手としての価値を上げたいという思いが自分を成長させるということ。そして本気で「日本代表」入りを狙っているからこそ一層選手として輝き示せる場所を求めたということ。徳元は安住の地を捨て、いばらの道を進む覚悟を下した。選手は移籍しただけでは生計を立てられない。ピッチに立って何ができるかを示さなければいけないのだ。これから強いられる激しいポジション争いで自らの実力を示して奪いきり、勝利をもたらすことが来シーズン課せられたミッションとなる。ゼロからのスタートを決めたその覚悟を尊重したい。

この移籍が決定する前に、徳元にインタビューを行った。移籍が決まり掲載のタイミングが逸してしまったが、ここに彼からのメッセージを記したい。成長できる環境が琉球にあるということを証明し、そしてサッカーを楽しむことと勝利への執着心をチームに根付かせた彼の思いを以下につづる。

 

――2019年シーズンが終わりました。一番印象に残っているシーンは

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