樋口靖洋監督インタビュー「われわれJリーグに携わるものは『サッカーって良いよね』という思いを社会に伝える責任がある」
※写真:5月22日撮影
FC琉球は今月16日、クラブの公式HPを通じてトップチームのトレーニング再開を発表した。
2020.05.16 トップチームのトレーニング再開について
ボールを使ったトレーニングとなれば4月6日以来。これまでWEB上でのトレーニングを摘んできた中、非公開での実施となるが約1ヶ月半ぶりに選手同士が顔をあわせボールを蹴り合うこととなる。
その日を直前に控え先日、樋口靖洋監督の単独インタビューを行った。未だJリーグの再開が決まっていない中、どのように現状を見つめ、そして今シーズンを見据えているのか。指揮官の思いを伺った。
※写真:3月15日撮影
――練習再開が決まり、そしてリーグ戦再開に向けて少しずつではありますが今まで覆われていたぶ厚い雲から薄日が差し込んできました
そうですね。ただ沖縄の変わりやすい天気と一緒でいつスコールが来るかわからないということを覚悟した上で次に進まないといけないと思っています。今回のコロナウイルスは第2波、第3波が間違いなく来る。ただ薄日は差してきているとは思っています。
――まだまだ予断は許さない
そうですね。あと社会全体が油断しちゃうと本当にまた大変なことになると思いますね。
――今回のような経験は当然初めてのことですし、難しい判断にも迫られたことかと思います
こういう(リーグ戦)中断というのは(2011年の)東日本大震災のときにも経験したことはあって、あのときは底から向かうだけという気持ちでしたが、今回は底もどこかわからないですし出口も見えない状況という中での中断ですから、本当に選手や僕らもいつからどこへ向かうのかが不透明というのがもどかしいし難しいところで、あまり経験したくない経験をしてますね。
――毎日さまざまなニュースが飛び込んできていますが
いやというほどコロナの話を聞いたうえで社会がどういう状況なのか、ましてや首都圏や大阪といった大都市が落ち着かなかったら僕らは多分(試合が)できないんですよ。そういうところの状況はしっかりと把握しなければいけないですし、もちろん沖縄の状況を一番気にしないといけないところです。ずっとニュース見ている感じです。
※写真:4月6日撮影
――7月を視野にリーグ再開の可能性があると報じられていますが、再開が現実的となったときに向けてシミュレーションを重ねているかと思いますが
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