仙蹴塵記

ドイツ雑記過去編(3) 手倉森誠氏ご一行とケルンの旅

ベガルタ仙台からドイツへ、オフシーズンに指導者の方々が出かけることもあり、これまでに自分の取材スケジュールと会う時期に現地で取材をしたこともありました。2012年と2016年のことです。

2012年には、当時の手倉森誠監督(現長崎監督)と、渡邉晋コーチ(前仙台監督)、佐藤洋平GKコーチ(現鹿島GKコーチ)の3人を、研修先のケルンに訪ねました。前年に当時クラブ史上最高の4位という成績を出した堅守速攻型のチームから、いかにして攻撃力を高めるのか……「ボールを取る場所を高くするには、どうしたらいいか」と言い残してオフシーズンを迎えた手倉森氏は、そのヒントを得るべくイタリアとドイツへの旅に出ていたのです。

彼らのドイツでの研修先は、1.FCケルン(以下ケルン)に決定。その前年の冬にケルンを取材に行っていた私も、その時お世話になったフォルカー・フィンケ氏(元浦和監督、当時はケルンのスポーツディレクター)に再び取材をすることになり、ケルンで合流することにしました。

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