仙蹴塵記

【あの日のハーフタイム2019】(1)“守り合い”を動かしたい

○コーナー開設にあたって
Jリーグの中断期間が延びたこともあり、新コーナー「あの日のハーフタイム2019」をお送りします。試合のハーフタイムコメントを中心にして、昨季を振り返ります。
Jリーグでは後半開始後だいたい10分くらいまでには、両チーム監督のハーフタイムコメントが資料として配付されます。試合中継で紹介されたり、〆切が試合終了直後の速報原稿で使われたりという点で貴重な資料です。しかし、試合中継以外では意外と紹介される機会は少ないものでもあります。
戦術が細かくなり、戦況の移り変わりも激しくなってきた昨今のフットボール界で、じっくり指示を出し、修正もできるハーフタイムは貴重な時間です。後半になって大きく展開が変わることも珍しくないし、逆にまったく変わらないこともあります。また、資料のハーフタイムコメントは実際に監督から話されたことの抜粋や要約ですから、実際に指揮官が重きを置いたこととは別の部分が紹介されることもありますし、監督自身がハーフタイムに話したことを試合直後には忘れていたことも実話としてあります。ということで、前後半の展開はハーフタイムコメントの内容に合うこともあれば合わないこともあるのですが、そのことばが発せられた背景を知ると、振り返ってみたその試合は以前と違う味わいになるかもしれません。
ということで、今季より始まったこの【仙蹴塵記】では、試合当日のマッチレポート第一報に仙台のハーフタイムコメントを掲載しています。
そこで、紹介する機会のなかった2019年の試合のハーフタイムコメントを紹介するというのが、この企画です。基本的にはこの試合のない時期、取材ができない時期に続ける予定です。

○2019明治安田生命J1第1節 仙台vs.浦和 0-0(HT0-0)

“守り合い”を動かしたい

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