仙蹴塵記

【あの日のハーフタイム2019】(10)45分の優勢を先制ゴールにつなげたい

○2019 明治安田生命J1リーグ第7節 大分vs.仙台 2-0(HT0-0)
45分の優勢を先制ゴールにつなげたい

2019年明治安田J1リーグ第6節から続いた、公式戦3連戦。そのうち二つを連勝できたベガルタ仙台は、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節・柏戦から中三日で大分とのアウェイ戦を迎えます。長距離乗り継ぎでの移動の負担を考え、試合二日前には仙台を出て現地で調整。あとは、ここ2試合で手応えをつかんできた3-5-2でのプレッシャーのはめ方を、いかにして円滑に攻撃へとつなげるか。短い時間でそこを高める努力は続きました。

そして迎えた大分戦では、仙台は敵地での戦いながら優位に試合を進めます。相手の大分は3-4-2-1を基本としながら流動的にポジションを変え、ボールを自在に動かせるチーム。しかし仙台は、高度に組織化されたこの大分にボールを持たせない、あるいはボールを持ったとしても高い位置で奪い返す展開に持ち込みます。43分にジャーメイン良とハモン・ロペス(現ホール・ファカン)が連続してチャンスを迎えるなど、決定機もありました。前半のシュート数を見れば、仙台が7本、大分はわずか1本でした。しかしスコアは0-0です。

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