仙蹴塵記

渡邉晋氏のスペイン研修記2

ベガルタ仙台前監督渡邉晋氏にご協力をいただき、2019年12月13日から21日まで(※日本時間)のスペイン研修のお話をお届けします。
渡邉氏にとってアトレティコ・マドリーは以前から注目していたクラブのひとつであり、コーチ時代の2012年にも視察した経験があります。第2回の今回は、当時の視察との違いなどについて、お話をうかがいます。

スペイン研修記1はこちら

Q: アトレティコ・マドリーは、長いこと気にされていたチームでしたよね。

「これまでの視察でも、『こういうチームがこういうスタイルでサッカーをしているから、ここをぜひ見に行きたい』という点において必ずしも私の希望が叶ったわけではなくて……トレーニングを何日か、可能であれば一週間しっかりと見られること、それが一番の条件でした。それができないのであれば、たとえ一番見たいと思っているペップ(グアルディオラ監督)のマンチェスター・シティだとしても意味がない、というのがずっとありました。今回いくつかの候補があった中でアトレティコが、視察した当時はチームとして苦しんでいた時期ではありますが、ディエゴ・シメオネ監督のもとで、彼らの特徴を生かしたサッカーをハイレベルで見せてくれていると感じました。『ああ、アトレティコの練習を毎日見られるなら、こんなチャンスはないな』というのが、チームを選ぶ上での決め手になりました」

(残り 1006文字/全文: 1587文字)

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