仙蹴塵記

【練習場から】冬の仙台にスペインからの助っ人。ダビド・マルティネスコーチとは?

明治安田生命J1リーグ戦も残り2試合となったこの時期に、ベガルタ仙台には助っ人が加わった。選手ではなくコーチングスタッフである。スペイン国籍のダビド・マルティネスコーチが、9日の練習からチームに合流し、早速指導を始めた。

マルティネスコーチ加入後初めて報道陣に練習が公開された12日、練習場には確かに長身のコーチがよく通る声で指導を続ける姿があった。チームはこの日、オフ明けのペース走などで体を温めた後、グループ単位でのパスワークに移行。マルティネスコーチはこのメニューから指導し、「体の向きを考えて!」「引きつけて!」「もっとテンポを上げて!」と状況に応じた指示を出した。続く戦術練習では、エリアを区切って選手の役割を明確化したうえで、連係強化をはかっていた。そして続くメニューで、また木山隆之監督らコーチングスタッフにバトンを渡した。

1988年5月29日生まれの32歳。22歳でスペイン・ビジャレアルのユースチーム監督から指導者キャリアをスタートさせ、昨季まではスペイン1部のセルタでアシスタントコーチを務めていた人物である。そのような人材がなぜ、この時期に仙台にやってきたのか。

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