仙蹴塵記

【次戦への準備から】明治安田生命J1リーグ第11節・札幌戦。意欲に燃えるメンバーは、相手を引きつけたスペースを的確に突けるか

ひとつの勝利がもたらす効果は大きい。ベガルタ仙台は21日のJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節・広島戦を1-0で勝利し、ようやく今季公式戦未勝利のプレッシャーからは解放された。広島戦では昨今の事情から残念ながらビジター席が設けられなかったので仙台サポーターの姿や横断幕などはゴール裏になかったが、遠くからその期待は届いていた。広島戦からの帰路の仙台空港では、旗を掲げて迎えてくれたサポーターもいた。手倉森誠監督は「サポーターは一勝を心待ちにしていて、ひとつ勝ったことで『ここからだ』『より勢いをつけて前に進んでほしい』という思いがそうとう湧いてきていると思いますし、何よりも自分たちがこの一勝で勢いを持って進む姿をみんなに届けなければいけない」と実感したという。

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