仙蹴塵記

明治安田生命J1リーグ第17節 C大阪戦・第一報 アクシデントや失点に悩まされるも、追いついて1-1で勝点1獲得

2位の名古屋を破ってユアテックスタジアム仙台に戻ってきたベガルタ仙台は、明治安田生命J1リーグ第17節・C大阪戦に向けて前節から5人の先発メンバーを入れ替えた。平岡康裕、富田晋伍、関口訓充、氣田亮真、赤﨑秀平が先発入り。ゲームキャプテンは関口が務めた。

仙台の最初のチャンスは8分。西村拓真の左からのクロスに関口が飛びこんだが、これは合わず。11分には氣田が相手陣内でカットしてボールを運び、パスを受けた西村が左サイドからシュート。これはクロスバーに当たった。

その後にフォギーニョが痛んだため、仙台は早くも16分に中原彰吾に交代することに。仙台は受けに回る時間帯が続いた。23分と24分には相手に決定機を作られたが、いずれもヤクブ・スウォビィクのファインセーブで食い止めた。

31分、仙台は西村のポストプレーから赤﨑がシュート。しかしこれは右ポストに阻まれた。

手倉森誠監督ハーフタイムコメント
・相手をもっと動かそう。後半の入りに気を付けよう。

ハーフタイムでの選手交代はなし。仙台は後半はワイドにボールを動かそうとするが、その矢先の53分、自陣左サイドで与えたFKからチアゴに先制点を決められてしまった。

0-1とされた仙台は、60分に氣田と赤﨑に代え、マルティノスとフェリペ・カルドーゾを同時に投入。74分には石原崇兆と関口から蜂須賀孝治と加藤千尋に交代した。マルティノスは75分にクロス、76分に切れ込んでのシュートとチャンスを作ったが、キム・ジンヒョンのセーブでおさえられた。

仙台は諦めず攻め続け、79分、ついに追いつく。蜂須賀のクロスを、マルティノスが右サイドのゴールラインぎりぎりで合わせてゴール。マルティノスの2戦連続弾で、仙台が1-1に持ち込んだ。

仙台は一進一退の攻防の中でチャンスを探り、90+5分にカウンターから西村がペナルティーエリア内で倒されたように見えたが、ファウルとは判定されず。1-1の引き分けで90分を終えた。

試合後に手倉森誠監督は追いつけたことを評価する一方で、勝てずに順位を上げられなかったこともあり「13連戦の最後で、しっかり持ち出すところでのミスがもったいなかった」ことなどの課題も指摘。中断期間でさらにチームは成長し、もっと勝ち星を重ねなければならない。

reported by 板垣晴朗

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